義歯とその取付けアタッチメント（義歯装着者に優れた装着感と食事中の快適な咬み心地を与える義歯とその取付けアタッチメントを提供する義歯とその取付けアタッチメント）
- 開放特許情報番号
- L2024000533
- 開放特許情報登録日
- 2024/3/19
- 最新更新日
- 2024/3/19
基本情報
| 出願番号 | 特願2019-227791 | ||||||
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| 出願日 | 2019/12/18 | ||||||
| 出願人 | 河北 正 | ||||||
| 公開番号 | |||||||
| 公開日 | 2021/5/6 | ||||||
| 登録番号 | |||||||
| 特許権者 | 河北 正 | ||||||
| 発明の名称 | 義歯とその取付けアタッチメント | ||||||
| 技術分野 | 生活・文化、機械・加工、その他 | ||||||
| 機能 | 機械・部品の製造、安全・福祉対策、その他 | ||||||
| 適用製品 | 義歯の内部に２つの磁石を埋設させて義歯係合用突出部を挟んでこれに両側から作用する２つの磁石の磁気引っ張り力と、義歯の義歯床が歯肉に密着する密着力によって義歯の支台歯に対する取付け状態を維持する義歯とその取付けアタッチメント。 | ||||||
| 目的 | 義歯の内部に２つの磁石を埋設させることで十分な磁力引っ張り力を発生させて、咬合時に支台歯の倒れによってモーメントの発生を防止して支台歯の歯根膜にこれに悪影響を及ぼす圧縮応力や引っ張り応力は発生しないようにすると共に、義歯の内部に埋設した２つの磁石の十分な磁気引っ張り力を利用して支台歯への着脱が行い易く、かつ咬合時に発生する咬合力を義歯の義歯床を介して粘膜からの反発力によって受け持ち、義歯装着者に優れた装着感と食事中の快適な咬み心地を与える。 | ||||||
| 効果 | 義歯の内部に２つの磁石を埋設させて義歯係合用突出部を挟んでこれに両側から作用する２つの磁石の磁気引っ張り力と、義歯の義歯床が歯肉に密着する密着力によって義歯の支台歯に対する取付け状態を維持し、咬合時に発生する咬合力を義歯の義歯床が歯肉を押し潰すことで生じる歯肉からの圧縮反発力によって受け持ち、かつ咬合力の加わり具合に応じて、義歯係合用突出部が台歯係合用凹み部の内周面に沿って摺動可能に当接することで、支台歯に対する義歯の姿勢を所定の範囲内で変化可能とする。 | ||||||
技術概要) |
義歯は歯床の歯肉と接する底面側の長手方向所定位置に支台歯を挿入保持する有底の支台歯係合用凹み部が備わり、支台歯係合用凹み部の両側部には義歯の少なくとも義歯床の部分にそれぞれ磁石が埋め込まれ、アタッチメントは支台歯を形成するために残根部に取り付けられかつ磁性材でできた義歯係合用突出部と、義歯係合用突出部を残根部の上部に固定する固定部材からなり、残根部に固定部材を用いて義歯係合用突出部を取り付けることで支台歯を形成するようになっており、義歯装着者が義歯を装着した際に義歯の支台歯係合用凹み部と義歯係合用突出部との嵌合によって義歯を支台歯に固定する代わりに、義歯係合用突出部を挟んでこれに両側から作用する２つの磁石の磁気引っ張り力と、義歯の義歯床が歯肉に密着する密着力によって義歯の支台歯に対する取付け状態を維持すると共に、義歯装着者が義歯を咬合した際に生ずる咬合力を義歯の義歯床が歯肉を押し潰すことで生じる歯肉からの圧縮反発力によって受け持ち、咬合力の加わり具合に応じて義歯係合用突出部が台歯係合用凹み部の内周面に沿って摺動可能に当接することで支台歯に対する義歯の姿勢を所定の範囲内で変化可能とする。 | ||||||
| イメージ図 | |||||||
| 実施実績 | 【無】 | ||||||
| 許諾実績 | 【無】 | ||||||
| 特許権譲渡 | 【否】 | ||||||
| 特許権実施許諾 | 【可】
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アピール情報
| アピール内容 | （本特許に関する義歯とその取付けアタッチメントの従来には見られない優位点）
咬合力は、約３ＭＰａ〜約９ＭＰａ（１平方ｃｍ当たり平均３０ｋｇ〜９０ｋｇ（１平方ｍ当たり３００トン〜９００トン））と極めて大きい。そのため健全な歯根膜では負担可能であっても、歯周病などによって歯根膜が健全でないと負担過剰となって咬合時に痛みが生じる。更に歯根膜が損傷されて抜歯となる場合も多い。咬合時に痛みを感じながらでは日常生活で正常な食事を行えず、クオリティー・オブ・ライフの点で深刻な問題になる。また近年の高齢化社会の到来に合わせて義歯の装着やインプラントを埋め込む機会や必要性が急速に増加している。 しかしながら義歯を装着する場合、残存した歯にクラスプという金具を嵌め込んで固定しなければならない。これによると例えば会話中に口を大きく開けて思わず笑った際に支台歯に鈎合しているクラスプの金属部分が歯の隙間から見えてしまい恥ずかしい思いをして会話を楽しめなる。またクラスプを備えた義歯を長期間使っていると、クラスプ自体が塑性変形して義歯が外れ易くなり、その都度歯科医院に頼んで再調整の必要が生じ手間と費用を要する。 またクラスプの一部に極端な応力がかかったり長期間の使用による疲労破壊が起こったりしてクラスプ自体が切断され、切断部が歯肉に切り込んで傷つけ思わぬけがの原因となる。更にはクラスプの一部が破断して破片となってそのまま気付かずに飲み込んでしまい、異物の誤飲を招く虞もある。 一方クラスプを利用した義歯を嵌め込む代わりに歯の欠損部分にインプラントを埋め込むことも広く行われている。しかしながらインプラントを埋め込むのに一本当たりの費用が高額で何本も埋め込むとコストが嵩んでしまう。また特に高齢者であって顎の骨が脆くなっていたり骨自体が痩せてしまっていると、無理してインプラントを埋め込むとその一部が歯の根元の神経を傷つけてしまい、継続的な痛みや麻痺等の深刻な問題が生じる。しかしながら本特許による義歯とその取付けアタッチメントを用いることでこれらの問題を全て解決でき、十分な咬合力で食べ物をしっかりと咬合しながら咀嚼し、人生１００年時代の高齢者にとって様々な食べ物を十分に咬み砕いて嚥下することができ食事の時間を楽しい一時としてクオリティー・オブ・ライフを向上可能とする。 |
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登録者情報
| 登録者名称 | |
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その他の情報
| その他の提供特許 |
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| 関連特許 |
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| 追加情報 | 本特許によると、歯周病や虫歯の悪化などで歯冠が破損したため歯冠を除去したが残根と歯根膜が存している部分を有効活用する。また残根を抜き去ってインプラントを植立させることでインプラントの本数が増えてコスト高を招くのを防ぐ。また、義歯を装着して咬合する際に咬合力が残根及び歯根膜並びに残根の先端に備わった磁性材からなる義歯係合用突出部とからなる支台歯に咬合ごとに直接作用することを回避することで、磁性体からなる義歯係合用突出部の破損を防止してこの破片が誤飲を招かないようにする。また、残根は、顎骨に繊維組織からなる歯根膜を介して結合しているが、咬合ごとに過大な咬合力が残根の軸線方向に加わると、残根と顎骨の間に介在する歯根膜の結合状態が損なわれ、歯根膜が傷んで残根の揺動が発生して支台歯自体が揺動しまうため残根を除去してインプラントを植設するか、この部分の顎骨が委縮してインプラントを植設すると顎骨の神経を傷める場合はインプラントを諦める。しかしながら、本特許の場合、残根を有効活用しながら義歯を装着し続けることができるため、義歯係合用突出部の破損の防止と相俟って本特許の義歯を長期間に亘って使い続けることができる。 |