出願番号 |
特願2010-273641 |
出願日 |
2010/12/8 |
出願人 |
三菱重工業株式会社 |
公開番号 |
特開2012-121227 |
公開日 |
2012/6/28 |
登録番号 |
特許第5550537号 |
特許権者 |
三菱重工業株式会社 |
発明の名称 |
複合材製造方法 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
風車ブレード、航空機、自動車、船舶、鉄道車両等の部材 |
目的 |
高強度の複合材が得られる複合材製造方法を提供する。 |
効果 |
本発明に係る複合材製造方法では、強化繊維基材を構成する繊維の伸直度が高くなり、複合材の圧縮強度が向上する。また、強化繊維基材に張力が付与されることから、強化繊維基材を構成する繊維のシワが低減され、繊維のシワに起因する複合材の強度低下を抑制できる。
また、成形時に強化繊維基材に付与される張力は、真空含浸工法において成形時に行う減圧工程を利用して発生させるから、強化繊維基材への張力付与のための機構を別途設ける必要がない。よって、設備コストの増加を抑えることができる。 |
技術概要
![](/pldb/img/2023/001/L2023001665/sL202300166501.jpg) |
マトリックス樹脂が繊維で強化された複合材を真空含浸工法により製造する複合材製造方法であって、凹部を有する成形型に強化繊維基材を載置し、前記凹部を挟んで配置される少なくとも一対の固定部材によって前記強化繊維基材を前記成形型に固定する固定工程と、前記成形型に固定された前記強化繊維基材をバッグフィルムで覆う被覆工程と、前記成形型と前記バッグフィルムとの間に形成された成形空間内を減圧する減圧工程と、減圧された前記成形空間内でマトリックス樹脂を流動させる流動工程と、前記強化繊維基材と前記マトリックス樹脂とが一体的に成形された複合材が得られるように、前記マトリックス樹脂を固化する固化工程とを備え、前記固定工程では、前記強化繊維基材と前記成形型の凹部の底面との間に間隙が設けられた状態で、前記強化繊維基材が前記固定部材によって前記成形型に固定される。 |
実施実績 |
【有】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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