自在キャスターを備えた機器をその場に留める事を目的としたシンプルな車輪ロック機構

開放特許情報番号
L2023001414
開放特許情報登録日
2023/11/30
最新更新日
2024/6/27

基本情報

出願番号 特願2022-189664
出願日 2022/11/9
出願人 エイブル株式会社
公開番号 特開2024-069117
公開日 2024/5/21
登録番号 特許第7259195号
特許権者 エイブル株式会社
発明の名称 自在キャスターを備えた機器のロック機構
技術分野 輸送、生活・文化、機械・加工
機能 安全・福祉対策
適用製品 自在キャスターを用いる殆どの製品。具体的にはショッピングカート、上部にカゴが付いたタイプを含む台車、ワゴン、ベビーカー、シニアカー、旅行カバン、移動可能な会議机、キャビネット、病院のベッドなど
目的 勾配がある場所で手を放すと暴走してしまう自在キャスター付きの機器を暴走させずその場に留める。
勾配のない場所で、希望の位置に停止させた自在キャスター付きの機器に外力が加わっても移動せずその場に留まる。
効果 勾配のある場所で自在キャスター付きの機器から手を放しても暴走せずその場に留まる。
勾配のない場所で希望の位置に停止させた自在キャスター付きの機器に外力が加わっても移動せずその場に留まる。
技術概要
 
 ユーザーが機器の走行とロックを選択する選択手段、選択結果を下記ロックピンに伝える伝達手段、自在キャスター毎にその旋回中心と同軸に配置され前記伝達手段の作動によって上下移動可能なロックピン、路面に接する二つの車輪及び前記二つの車輪に挟まれて一体化された回転規制部材から構成された車輪体からなり、前記回転規制部材の外形は、回転規制部材が特定の回転角度の範囲にあるときは下方向に移動しようとするロックピンと干渉せず、前記特定の角度の範囲外にあるときは干渉する形状を有している。
 ユーザーが選択手段で走行を選択した際は、伝達手段によってロックピンは回転規制部材と干渉しない高さまで持ち上げられ走行可能である。
ロックを選択した際は、ロックピンは下がり、下端が回転規制部材の外周に当たるが、ロックピンは回転規制部材を拘束的に押さず、車輪体は回転可能である。ここから車輪体が少し回転するとロックピンと回転規制部材の干渉が無くなりロックピンが下がる。更に車輪体が回転すると回転規制部材の外形とロックピンが干渉してこれ以上の車輪体の回転を規制する。
イメージ図
実施実績 【試作】  後輪に本発明を適用した台車を試作済み。車輪体は市販の車輪を用いて作成した。これにより実際に近い動作の様子を確認可能。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
対価条件(一時金) 【要】 
対価条件(ランニング) 【要】 
希望譲渡先(国内) 【可】自在キャスターが取り付けられた下記製品の製造、販売企業
スーパー等が用意しているショッピングカート
携行型カート
カゴ付を含む台車
ワゴン
ベビーカー、シニアカー
旅行カバン
移動可能な会議机、病院のベッド、キャビネット、医療機器など
希望譲渡先(国外) 【否】 

アピール情報

アピール内容 自在キャスターを備えた機器は停止後その場に留まっている事が望ましい。このため下記のような技術が実用化あるいは公知となっているがいずれも課題を抱えている。
例えば自在キャスター自体にレバーを取り付け、そのレバーの操作によって車輪の回転を止め機器をロックする機構を備えたものが実用化されている。しかしこの構造では、レバーを操作しようとすると、旋回可能な性格上、自在キャスターの位置及び方向が不定でレバーを探すことになる。更にレバーが機器本体の下に入り込んで操作しにくい場合もある。また、レバーがロック側にセットされているのか否かが見た目で分かり難い。
他には外周に停止溝を設けた停止体を車輪と一体化し、昇降具に設けた爪体を停止溝に噛み合わせて車輪の回転を止める技術が公知であるが構造が複雑。別に、ブレーキ操作部材を上下させてばね力でブレーキシューを車輪の外周に押し当てて車輪の回転を止める技術が実用化されているが、車輪の外周を用いている為、車輪外周の摩耗、汚れ等により動作が不安定である。
本技術はこれらの問題を、使い勝手良く、簡単な構造で、長期に亘って安定に動作する自在キャスターのロック機構を提供可能にする。

登録者情報

登録者名称 エイブル株式会社

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【否】
特殊仕様の提供 【否】
技術指導 【可】
技術指導料 【要】 
コンサルティング 【可】
コンサルティング料 【要】 

事業化情報

事業化条件
特別資格 【不要】 
必要設備 【無】 
必要環境 【無】 
設備費用 【無】 
ポテンシャル 【不要】 
マーケット情報 【無】 
質的条件
事業化実績 【無】 
追加開発 【不要】 
その他情報 【不要】 

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
試作品評価 【可】
設備売却の意思 【無】
設備購入ルート
自社ルート提供 【否】
設備メーカ紹介 【否】
販売ルート
自社ルート提供 【否】
販売会社紹介 【否】
Copyright © 2024 INPIT