セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置

開放特許情報番号
L2023001132
開放特許情報登録日
2023/9/5
最新更新日
2023/9/5

基本情報

出願番号 特願2014-029236
出願日 2014/2/19
出願人 住友大阪セメント株式会社
公開番号 特開2015-151613
公開日 2015/8/24
登録番号 特許第6260332号
特許権者 住友大阪セメント株式会社
発明の名称 セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置
技術分野 金属材料、機械・加工、化学・薬品
機能 材料・素材の製造、制御・ソフトウェア
適用製品 セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置
目的 燃焼灰、特に重油系焼却灰を用いる際に、セメント製造設備に好ましくない影響を与える燃焼灰中のバナジウムを簡便で有効に除去することができる、セメント製造設備に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法及び処理装置を提供する。
効果 特に重油系燃焼灰に含まれるバナジウムを簡便な方法で効率よく回収することができ、セメント製造設備に用いる重油系燃焼灰からバナジウムを除去することが可能となるため、セメント製造設備の装置の劣化が抑制することができ、セメント製造装置寿命を長くすることが可能となる。
またバナジウムを効率良く回収することができるため、回収したバナジウムを再利用することも可能である。
セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法を効率よく適用することができ、また簡易に、経済的に重油系燃焼灰からバナジウムを除去回収することができる。
技術概要
セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法であって、
燃焼灰を、過酸化水素、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、クロム酸、クロム酸塩、重クロム酸塩、過マンガン酸塩、硝酸カリウムの水溶液及びオゾン水からなる群より選ばれる1種の酸化剤溶液に添加撹拌し、該溶液の液温を50℃以下として燃焼灰中に含まれるバナジウムを溶解させる工程、
燃焼灰と該溶液とを固液分離する工程、
固液分離後のバナジウムが溶解している液に、重亜硫酸ソーダ、塩化第一鉄、亜硫酸塩、シュウ酸及びホルムアルデヒドからなる群より選ばれた1種の還元剤水溶液を添加する工程、
該溶液のpHを1〜3に調整する工程、
次いでpHが1〜3に調整された該液に硫化物を添加してバナジウムの硫化化合物を生成させる工程、
前記バナジウムの硫化化合物を生成させた溶液のpHを6〜9に調整して、バナジウムの硫化化合物を更に析出させる工程、
高分子凝集剤を添加してバナジウムの硫化化合物を凝集させて沈殿させる工程、
固液分離して沈殿物を回収する工程を有する
ことを特徴とする、セメント製造に用いる廃棄物系燃焼灰の処理方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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