メラニン生成抑制組成物

開放特許情報番号
L2023001096
開放特許情報登録日
2023/8/24
最新更新日
2023/8/24

基本情報

出願番号 特願2021-004343
出願日 2021/1/14
出願人 学校法人四国大学
公開番号 特開2022-109030
公開日 2022/7/27
登録番号 特許第7115778号
特許権者 学校法人四国大学
発明の名称 メラニン生成抑制組成物
技術分野 食品・バイオ、生活・文化
機能 食品・飲料の製造、材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 美白化粧品、色素沈着症改善剤、機能性食品
目的 安全性に優れ、且つ、細胞におけるメラニン生成を効果的に抑制するメラニン生成抑制組成物を提供することを目的とする。
効果 「阿波すず香」は「スダチ」と「ユズ」との交配により生まれたにもかかわらず、「阿波すず香」の果皮由来脂溶性成分を含有する果皮抽出物は、「スダチ」の果皮抽出物及び「ユズ」の果皮抽出物のいずれに比べても細胞障害性が顕著に小さいことが確認されたことから、安全性に優れ、且つ、細胞におけるメラニン生成を効果的に抑制するメラニン生成抑制組成物を提供することができる。
技術概要
 
メラニン生成抑制組成物に含有される果皮抽出物は、抽出溶媒を用いて阿波すず香の果皮を抽出することにより得られる組成物である。抽出の対象とする阿波すず香の果皮は、未熟な緑色の果皮であってもよいし、成熟した黄色の果皮であってもよいし、追熟した橙色の果皮であってもよい。また、阿波すず香の果皮は、乾燥させたものであってもよいし、乾燥させていないものであってもよいが、乾燥させた果皮が好ましい。抽出の対象とする阿波すず香の果皮は、外果皮(フラベド)を含み、じょうのうを含まないことが好ましい。阿波すず香の果皮の抽出方法は、液体又は超臨界流体である抽出溶媒を用いる抽出方法(例えば、液体溶媒抽出法又は超臨界流体抽出法)が好ましい。果皮抽出物の含有量は、本発明の効果が得られる範囲内であれば特に限られないが、本組成物における果皮抽出物の固形分換算の含有量は、0.01重量%以上であることが特に好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本組成物を生体に適用することにより、当該生体の細胞におけるメラニンの生成を抑え、例えば、シミやソバカスを安全に効果的に防ぐことができる。具体的に、本組成物は、例えば、スダチやユズの果皮抽出物と比較して細胞障害性が低いスダチとユズの交配により誕生した阿波すず香の果皮抽出物は美白剤や、色素沈着症(例えば、肝斑、老人性色素斑、炎症後色素斑)改善剤として利用することができる。また、阿波すず香の果皮に由来するメラニン生成抑制成分としては、当該果皮由来の脂溶性成分が特に有効である。このため、例えば、本組成物を皮膚外用組成物として皮膚に塗布した場合、当該脂溶性成分は汗などで流れにくいことから、本組成物は当該皮膚の細胞に効果的に作用して、メラニン生成を効果的に抑制することができる。また、阿波すず香の果皮は、従来の香酸柑橘に比べて苦味が少ないことから、本組成物は、美白や色素沈着症の改善のための機能性食品としても利用しやすい。さらに、阿波すず香の果皮としては、未熟なもの、成熟したもの、追熟したもののいずれも利用できることから、本組成物の製造は、阿波すず香の収穫時期や保存期間による制限を受けにくい。

登録者情報

登録者名称 学校法人四国大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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