大量の気体から連続的にCO2を固定する二酸化炭素固定装置

開放特許情報番号
L2023000549
開放特許情報登録日
2023/6/6
最新更新日
2023/6/6

基本情報

出願番号 特願2021-079418
出願日 2021/5/10
出願人 反町 健司
公開番号 特開2022-105973
公開日 2022/7/15
登録番号 特許第7048125号
特許権者 反町 健司
発明の名称 二酸化炭素固定装置
技術分野 化学・薬品、その他
機能 環境・リサイクル対策、洗浄・除去
適用製品 排気からCO2を固定・除去するための二酸化炭素固定装置
目的 二酸化炭素固定装置について、二酸化炭素を含む大量の気体から連続的かつ効率的に二酸化炭素を固定可能とする。
効果 傾斜した反応管内壁を伝って固定反応液を流下させる行程で二酸化炭素の固定反応を進める方式を採用したことで、大量の燃焼ガスが連続的に排出される設備であっても二酸化炭素を連続的かつ大量に固定できるとともに、現有設備にも容易に設けることが可能となり、上側のノズルが水酸化ナトリウム水溶液を噴射し下側のノズルが塩化カルシウム水溶液等を噴射して2段階の反応を行うこ方式を採用したことで、高濃度の二酸化炭素を含む排気であっても、効率的な二酸化炭素の固定が可能なものとなる。
技術概要
固定反応液供給装置と、これに接続された複数本のノズルと、二酸化炭素を含む気体を基端側から導入し先端側から放出する管状の反応管とを備え、導入した気体にノズルで固定反応液を供給し接触させて二酸化炭素の固定を行うものであり、その反応管は、基端側から先端側に向かって斜め上向きに配置されるとともに内側面に付着した液体が壁面を伝って基端側に向かって自重で流下する形状とされ、ノズルから噴出した固定反応液が気体の二酸化炭素を吸収しながら反応管内で流下する過程で固定反応を進めるものとされて、反応管基端側の固定反応液排出路に流入して下流側の固定物回収手段により二酸化炭素の固定物が回収され、且つ、二酸化炭素固定剤として水酸化ナトリウムと第2族元素の塩化物及び2価の金属元素のうち少なくとも一方を使用するものであり、その固定反応液供給手段が、反応管内部の基端側から先端側に亘って複数本のノズルを備えており、その上側所定範囲のものが水酸化ナトリウム水溶液を供給し、下側所定範囲のものが第2族元素の塩化物又は2価の金属元素のいずれかを供給するものとして、反応管の上側と下側の2段階の反応で二酸化炭素の固定を行うことを特徴とするものとした。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 二酸化炭素を含む大量のガス等の気体を導入し、連続的に二酸化炭素を固定しながらその濃度を低下させることができる。
改善効果2 稼働中の現有設備に対し、容易に併設して適用することができる。
改善効果3 反応管の上側と下側の2段階の反応により二酸化炭素を固定することで、高濃度の二酸化炭素を含む燃焼排ガス等の気体であっても、高濃度の水酸化ナトリウム水溶液を接触させながら、大量の二酸化炭素を効率的に固定できる。
アピール内容 本発明により、二酸化炭素を含む大量の気体から連続的に二酸化炭素を固定しながら、現有設備にも容易に適用することを可能としている。

登録者情報

登録者名称 松下特許事務所

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【可】
特殊仕様の提供 【可】
掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 Kenji Sorimachi.Innovative method for CO2 fixation and storage,Scientific Reports,2022 12;1694
掲載学会誌名2 The 10th Annual Global Congress of Catalysis.In Cluster Meeting of Gala Technology  2023,January 9−11,2023,Sapporo,Japan
掲載学会誌名3 The 3rd edition of International Congress on Green Chemistry and Renewable Energy.Chemical Engineering and Green Chemistry 2023
技術指導 【 】
技術指導料 【要】 

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【有】   
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