介護の必要な方が、容易に一人で紙オムツを履ける補助器具

開放特許情報番号
L2023000456
開放特許情報登録日
2023/5/23
最新更新日
2023/11/30

基本情報

出願番号 特願2021-180630
出願日 2021/10/7
出願人 中本 要一
公開番号 特開2023-056449
公開日 2023/4/19
登録番号 特許第7364647号
特許権者 中本 要一
発明の名称 紙オムツ履き補助具
技術分野 生活・文化
機能 機械・部品の製造、安全・福祉対策
適用製品 座ったまま容易に紙オムツを履く事を補助する
目的 高齢者又は身体的に、独自で紙オムツを脱ぐことが出来るが、独自で履く事が困難になった人が、座ったまま容易に紙オムツを履く事を補助する。
効果 本紙オムツ履き補助具に紙オムツを装着した状態で椅子やベッドの横に配置し、利用者が座ったまま独自で紙オムツが履けるようになり、転倒などの事故を防ぎ又介護者の負担が一つでも軽減可能である。
技術概要
4つの引っ掛け棒3に紙オムツを装着し、利用者が座ったまま足を入れ、紙オムツを上に上げる事により、引っ掛け棒3が元の位置に戻ることにより、利用者に安全な空間を確保する事を可能にし、転倒を防ぐ事が出来る。
イメージ図
実施実績 【試作】  母親の自宅介護で使用。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 合意
対価条件(一時金) 【要】 
対価条件(ランニング) 【要】 

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 高齢者又身体的に独自で紙オムツを脱ぐ事が可能であるが、独自で履く事が困難になった人が独自で紙オムツを履く事が出来る。
改善効果2 座ったまま容易に紙オムツを履く事を補助する。
改善効果3 紙オムツ履き補助具に紙オムツを装着した状態で椅子やベッドの横に配置し、利用者が座ったまま独自で紙オムツが履けるようになり、転倒などの事故を防ぎ又介護者の負担が一つでも軽減可能である。
アピール内容 この紙オムツ履き補助器は2021年10月に88歳で他界した母のために考案したものです。
癌を宣告されたのが2021年の2月でした。
宣告時はまだまだ元気で一人で何でもできる状態でした。
日にちが経つにつれ体が弱っていきました。
亡くなる3か月前から足腰も弱くなり、簡易トイレをベッドの横に置くようになりました。
トイレは介助してならいける程度までになり紙オムツを装着するに至りました。
紙オムツで小便すると気持ちが悪く交換したくなり自分で紙おむつを脱ぐようになりました。
しかし新しい紙おむつを一人で履く時は、紙おむつに足を入れ股まで上げる必要があり、転倒の恐れで出来なくなりました
身体が弱ると紙おむつを脱ぐ事は容易いのですが、履く事が難しくなるのだと気付きました。
紙オムツに足を入れ股まで上げるのに立ったままだと転倒の恐れがあるからです。
色々試作を重ねこの器具を制作しました。
ベッドや椅子の横にこの器具に紙オムツを装着しておくと座ったまま一人で履けます。
一人で履ける事に母は嬉しく思っておりました。
誰にも介助されず、一人で履けることがこんなに嬉しく思うのだと知らされました。
初めて履けたときの嬉しそうな母の笑顔は今でも頭に浮かびます。
その事がありこれを商品化すれば少しでも身体的に弱った人の喜びと、介助者の少しの助けになれば良いかと思います。
紙オムツを引っかける縦棒や、履いた後に空間を確保する為に戻るゴムなどまだまだ改良の余地が有りますが、それらを改良し安全に履きやすくすれば多くの被介助者の笑顔、又介助者に少し助けになれば良いと思います。

登録者情報

登録者名称 中本 要一

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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