ジルコニウムの防食処理方法、ジルコニウムの防食処理装置、並びにジルコニウムを用いた医療用機器、原子炉用機器、又は化学プラント用機器

開放特許情報番号
L2023000442
開放特許情報登録日
2023/5/15
最新更新日
2023/5/15

基本情報

出願番号 特願2020-046449
出願日 2020/3/17
出願人 国立研究開発法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2021-147636
公開日 2021/9/27
発明の名称 ジルコニウムの防食処理方法、ジルコニウムの防食処理装置、並びにジルコニウムを用いた医療用機器、原子炉用機器、又は化学プラント用機器
技術分野 金属材料
機能 機械・部品の製造
適用製品 ジルコニウムの防食処理方法、ジルコニウムの防食処理装置また、防食処理をしたジルコニウムを用いた医療用機器、原子炉用機器、又は化学プラント用機器
目的 ジルコニウムの防食処理方法及びジルコニウムの防食処理装置を提供する。
また、防食処理がされたジルコニウムを用いた医療用機器を提供する。
さらに、原子炉用機器又は化学プラント用機器を提供する。
効果 防食処理を施したジルコニウムを用いた医療用機器は、生体内に存在する塩化物イオンによるジルコニウムの局部腐食を防止することができる。
ジルコニウムの腐食によって溶出した金属イオンやその誘導体である酸化物、水酸化物、塩、錯体などが生体分子あるいは細胞器官と結合して生体機能を阻害することが防止されており、安全性が高い。
さらに、防食処理がされたジルコニウムは本質的に高い防食性を内在しており、30年以上の長期の信頼性が要求される原子炉用機器又は化学プラント用機器に用いて好適である。
技術概要
ジルコニウム板が浸漬される処理溶液と、前記処理溶液に浸された作用極及び対極と、前記ジルコニウム板を前記作用極と前記対極との間で保持した状態で、前記作用極と前記対極との間に電位および電流を印加する通電手段と、前記通電手段が印加する電位および電流の処理シーケンスに従う制御を行う通電制御手段とを備えるジルコニウムの防食処理装置を用いて、
前記通電制御手段の処理シーケンスに従って、前記通電手段が前記作用極と前記対極との間に印加する電位および電流により、アノード分極とカソード分極を繰り返すと共に
前記アノード分極で、前記ジルコニウム板の表面に孔食を発生させ、前記ジルコニウム板の表面に含まれる介在物の溶解除去を行い、
前記カソード分極により、前記ジルコニウム板の表面での不働態皮膜の修復を行い、
前記アノード分極と前記カソード分極が繰り返され、前記ジルコニウム板の表面に含まれる複数の介在物が除去されることを特徴とするジルコニウムの防食処理方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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