転がり軸受装置の軌道面ないしは転動体の一方に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、滑り軸受装置の軸受部材ないしは軸部材の一方の滑り面に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、含油軸受装置に用いる焼結金属からなる多孔質体に真空含浸する潤滑剤の製造方法
- 開放特許情報番号
- L2023000314
- 開放特許情報登録日
- 2023/4/19
- 最新更新日
- 2023/4/19
基本情報
出願番号 | 特願2020-085498 |
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出願日 | 2020/5/14 |
出願人 | 小林 博 |
公開番号 | |
公開日 | 2021/11/18 |
登録番号 | |
特許権者 | 小林 博 |
発明の名称 | 転がり軸受装置の軌道面ないしは転動体の一方に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、滑り軸受装置の軸受部材ないしは軸部材の一方の滑り面に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、含油軸受装置に用いる焼結金属からなる多孔質体に真空含浸する潤滑剤の製造方法 |
技術分野 | 化学・薬品、機械・加工 |
機能 | 材料・素材の製造 |
適用製品 | 転がり軸受装置の軌道面ないしは転動体の少なくとも一方に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、滑り軸受装置の軸受部材ないしは軸部材の滑り面に付与する潤滑剤の製造方法、ないしは、含油軸受装置に用いる焼結金属からなる多孔質体に真空含浸する潤滑剤の製造方法 |
目的 | 転がり軸受装置と滑り軸受装置との双方の軸受装置において、3つの作用を兼備する潤滑剤を実現させる3つの作用を滑り面で発揮する潤滑剤を実現させる。 |
効果 | 強磁性の金属微粒子が前記潤滑油の球状の微粒子に取り囲まれ、該強磁性の金属微粒子が前記潤滑油の球状の微粒子の集まりに分散した懸濁体からなる潤滑剤が製造される。 |
技術概要![]() |
潤滑油の一定量を容器に充填、
メタノールと沸点が260℃より高い親水性の乳化剤を潤滑油に混合し、衝撃を繰り返し加え、第一の混合物を作成、 第一の混合物からメタノールを気化させ、球状の微粒子の集まりからなる潤滑油を作成、 強磁性の性質を持つ鉄、ニッケル、コバルトのいずれかの金属を熱分解で析出する性質と、メタノールに溶解せず分散する性質を兼備する金属化合物を秤量し、金属化合物をメタノールに分散し、メタノール分散液を作成、 メタノール分散液からメタノールを気化させ、金属化合物の微細結晶の集まりを析出させ、 金属化合物の微細結晶の集まりを、潤滑油の球状の微粒子の集まりに混合し、第二の混合物を作成、 第二の混合物に衝撃を繰り返し加え、金属化合物の微細結晶を、個々に分離させ、潤滑油の球状の微粒子の集まりに分散した第一の懸濁体を作成、 第一の懸濁体を昇温し、金属化合物の微細結晶を熱分解させ、鉄、ニッケル、コバルトのいずれかの金属からなる粒状の微粒子が、潤滑油の球状の微粒子に囲まれて析出するとともに、金属微粒子が分散した第二の懸濁体を作成、 強磁性の金属微粒子が分散した懸濁体からなる潤滑剤が製造される、潤滑剤の製造方法。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【可】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
アピール情報
アピール内容 | 転がり軸受装置と滑り軸受装置と含油軸受装置の3種類の軸受装置に汎用的に用いられる潤滑剤である。すなわち、軸受装置の最高動作温度である260℃より高い沸点を持つ潤滑油と、沸点が260℃より高い親水性の乳化剤とを混合し、ホモジナイザー装置の稼働で、サブミクロンの球状の潤滑油の微粒子の表面に、親水性の乳化剤の被膜が形成された球状の微粒子の集まりを作成し、強磁性金属を熱分解で析出する金属化合物の微細結晶を、球状の微粒子の集まりに混合し、ホモジナイザー装置の稼働で、微細結晶を球状の微粒子で取り囲みむ。この後、金属化合物を熱分解し、強磁性金属の微粒子が、球状の微粒子に囲まれて析出する。この結果、強磁性の金属微粒子が潤滑油の球状の微粒子に取り囲まれ、強磁性の金属微粒子が潤滑油の球状の微粒子の集まりに分散した潤滑剤が製造される。潤滑剤は、潤滑油を球状の微粒子の集まりとし、潤滑油の形状効果で自己潤滑性を持つため、潤滑油の粘度の温度依存性がない。また、潤滑油の球状の微粒子の集まりと、強磁性金属の微粒子の集まりで潤滑剤が構成され、強磁性である軸受部材ないしは軸部材の少なくとも一方と、潤滑剤との間に磁気吸引力が作用し、潤滑剤は軸受部材と軸部材との間隙から脱落しない。さらに、潤滑油の沸点と、強磁性金属の磁気変態温度とが、軸受装置の最高動作温度より高いため、潤滑剤の性質は長期に亘って変わらない。 |
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登録者情報
登録者名称 | 小林 博 |
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その他の情報
関連特許 |
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