任意の色彩を放つ干渉現象を起こす金属からなる薄膜の形成方法

開放特許情報番号
L2023000312
開放特許情報登録日
2023/4/19
最新更新日
2023/4/19

基本情報

出願番号 特願2018-150259
出願日 2018/8/9
出願人 小林 博
公開番号 特開2020-026540
公開日 2020/2/20
登録番号 特許第7190123号
特許権者 小林 博
発明の名称 任意の色彩を放つ干渉現象を起こす金属からなる薄膜の形成方法
技術分野 金属材料、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 厚みがサブミクロンで、平均粒径がミクロンサイズの金属の扁平粉の集まりを、扁平面同士が重なり合うように、扁平粉の平均粒径より2桁小さい金属微粒子の集まりで結合させた薄膜
目的 紫外線が長期にわたって照射されても、塗膜が劣化しない。大気雰囲気に長期に晒らされても、塗膜が継時変化しない。基材の材質に拘わらず、一定の強度で塗膜が基材に結合する。塗膜は任意の色彩を放つ。塗膜が長期に亘って色彩を放つ。塗膜の表面は撥水性と防汚性とを持つ。安価な費用で干渉現象を起こす薄膜が形成できれば、様々な基材に、汎用的に安価な塗膜が形成できる。
こうした性質を兼備する薄膜を基材に形成する形成方法を見出す。
効果 薄膜を形成するに当たって、薄膜の膜厚を予め見積もることが可能になり、薄膜が放つ色彩を予め設定することができる。
また、特定した色彩を放つ薄膜は、8つ作用効果をもたらす。
技術概要
熱分解で金属を析出する金属化合物をアルコールに分散しアルコール分散液を作成、アルコールに溶解ないしは混和するアルコールより高い粘度を有する沸点が金属化合物の熱分解温度より低い有機化合物を、アルコール分散液に混合して混合液を作成し、金属化合物が混合液中に分子状態となって均一に分散する、この後、厚みがサブミクロンで平均粒径がミクロンサイズからなる金属の扁平粉の集まりを、混合液に混合し懸濁液を作成、懸濁液を塗布した塗膜が金属の薄膜を形成する塗膜として、懸濁液を基材に印刷し、基材に、振動加速度を繰り返し加え、扁平面同士が重なり合うように金属の扁平粉を懸濁液中で配列させ、基材を金属化合物が熱分解する温度に昇温する、これによって、金属の扁平粉より小さい金属微粒子の集まりが、金属の扁平粉の表面に析出し、金属結合することによって、扁平面同士が重なり合って結合し、扁平面同士が重なり合って結合した薄膜が、薄膜として基材に形成され、可視光線の波長領域において、特定した同一の色彩を放つ複数の光線が金属の薄膜の表面で反射する干渉現象を起こす金属からなる薄膜が基材に形成される、干渉現象を起こす金属からなる薄膜の形成方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 厚みがサブミクロンの金属の扁平粉の集まりを、扁平粉の平均粒径より2桁小さい金属微粒子の集まりで、扁平面同士を重ね合わせて結合した薄膜であり、該薄膜は、特定した同一の色彩を放つ複数の光線を反射する膜厚からなる薄膜として作用し、任意の色彩を放つ干渉現象を起こす。薄膜を基材の表面に塗布する塗膜として用いると、薄膜が金属の扁平粉と金属微粒子で構成されるため、塗膜に紫外線が長期に亘って照射されても、塗膜は劣化しない。また、厚みが1−4μmからなる軽量の薄膜は、基材表面の凹部に金属結合した金属微粒子の集まりがアンカー効果を発揮し、各種応力が加わっても塗膜は剥がれにくい。さらに、薄膜は99%程度の体積が金属の扁平粉で占めら、薄膜の導電性は扁平粉の導電度に準じ、熱伝導性は扁平粉の熱伝導度に準じるため、塗膜は電磁波シールド膜と帯電防止膜の機能を併せ持つ。さらに、薄膜の表面は平面に近い平滑性を持つため、潤滑被膜、撥水性被膜、防汚性被膜として作用する。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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