生体由来の検体の精製方法、中和抗体の検査方法、精製に使用する吸着体

開放特許情報番号
L2023000310 この特許をより詳しくイメージできる、登録者からの説明資料をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2023/4/28
最新更新日
2023/4/28

基本情報

出願番号 特願2022-030994
出願日 2022/3/1
出願人 ライオン株式会社
公開番号 特開2022-158964
公開日 2022/10/17
発明の名称 精製方法、検査方法、及び吸着体
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ
機能 検査・検出
適用製品 新型コロナウイルス中和抗体等の検査キット
目的 新型コロナウイルス中和抗体等の被検出物質が検体に含まれるか否かを精度よく検査するために検体から非中和抗体等の妨害物質を除去することができる精製方法、並びに前記精製方法から得た検体精製液を用いた中和抗体等の被検出物質の検査方法の提供
効果 被検出物質 (実施形態の一例: 中和抗体)が検体に含まれるか否かを検査する前に、検体から妨害物質 (実施形態の一例: 非中和抗体)を予め除去することができる。この精製を経た試料について被検出物質 が含まれるか否かを検査することにより、高い精度の判定結果を得ることができる。
技術概要
 
被検出物質Aが検体に含まれるか否かを検査する前段階において、
前記検体に含まれ得る、妨害物質D を前記検体から除去する精製方法であって、
前記被検出物質Aは、作用物質Bに結合することにより、前記作用物質Bと被作用物質Cが所定の様式で結合することを阻害するものであり、
前記妨害物質Dは、前記作用物質Bに結合するが、前記作用物質Bと前記被作用物質Cが所定の様式で結合することを阻害しないものであり、
少なくとも下記の第1処理〜第2処理をこの順で行う、精製方法。
( 第1処理)
前記検体と、標識物質が結合した前記作用物質Bと、を含む検体処理液を得る。
( 第2処理)
前記被作用物質Cを担持した粒子状不溶性担体を有する吸着体を、前記検体処理液に接触させた後、前記吸着体を前記検体処理液から分離し、検体精製液を得る。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 ライオン株式会社の「妨害物質を除去する精製方法、検査方法及び吸着体」に関する特許です。
特に中和抗体検出における非中和抗体除去に有用です。
例えば新型コロナウイルスに対する中和抗体精製の場合、感染に重要な宿主側の受容体「ACE2」を結合させたビーズと、ACE2と結合するS1タンパク質を用いることで、非中和抗体を除去した検体を提供できます。
※同様の感染メカニズムを有する中和抗体(例:インフルエンザ)や、同様の結合メカニズムを有するタンパク質等の精製にも応用できます。

登録者情報

登録者名称 ライオン株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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