石油カートリッジタンクの取っ手装置
- 開放特許情報番号
- L2023000189
- 開放特許情報登録日
- 2023/3/29
- 最新更新日
- 2024/10/29
基本情報
出願番号 | 特願2023-035075 |
---|---|
出願日 | 2023/2/16 |
出願人 | 大坪 正志 |
公開番号 | |
公開日 | 2024/8/28 |
発明の名称 | カートリッジタンクの取っ手の構造装置 |
技術分野 | 生活・文化 |
機能 | 機械・部品の製造 |
適用製品 | 石油ファンヒータや石油ストーブに使用されている、カートリッジタンク |
目的 | 取っ手の把手部を常にタンクの外側に配置することで、持ち替えないで、持上・反転・運搬・装着を可能とする。
簡素で小形に仕上げる事で、全てのカートリッジタンクへの応用実施を可能と成して、安全な給油作業の達成に貢献する。 |
効果 | 取っ手の把手部をタンクの外側に基盤より浮き上がった状態に配置することで、常に片手でタンクを保持することができて、滑落等の危険性を排除できる。
従来取っ手と装着本体の形状を変更する方法以外に、第二の取っ手を従来取っ手にカシメて追加することで、タンク単体で実施できる。 更にロ字形の追加取っ手で、従来取っ手の把手部分を掬い上げてコ字形に装着することで、既存品への後付けも可能となる。 |
技術概要![]() |
従来は、給油口を上にして安置させた時に、主な取っ手がタンクに隠される構造と成って、両手保持や持ち替えが必要であった。
対策として、把手部をタンク外に延長して折曲げ、床から浮く様にする事が考えられる。但し、既存品への実施には収納の課題が残る。 其れを解消し、タンク単品で実施できる構造を検討し、 (1)既存取っ手に、回動自在の接合装置を介して追加の取っ手を組付け、タンク上面端部付近に隣接させて屈曲部または突起部を設け、 (2)反転されて基盤に安置された給油状態に於いて、増設取っ手の屈曲部または突起部を梃子の支点と成し、接合装置部およびタンク底部を力点、増設取っ手の把手部を作用点、として梃子の条件を成立させて、把手部がタンクの自重によって基盤面より浮く構造とした。 (3)ロ字形の環状増設取っ手で、既存取っ手を掬い上げ、形状をコ字形に整え、更に破損等に備える冗長性を付与して、既存タンクへの後付けを可能と成す構造にした。 |
イメージ図 | |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【可】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
アピール情報
導入メリット | 【新規参入】
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
アピール内容 | 本提案は、本発明者が実際に行っている給油作業について、毎回感じる緊張と不安を基に成されたもので、その緊張と不安を排除し、より安全な給湯作業を指向するものである。
この緊張と不安をもたらす要因は、カートリッジタンクの反転操作であって、取っ手の把手部を持ち替えたり、取っ手から手を離して両手で直接タンクを保持して安置させたり、給油後には両手で持ち上げた後に片手で取っ手を探し たり、等の過渡的に不安定な操作が要求されていることである。 しかも、過渡的に保持する為の安全な設備や装置は備わっておらず、作業者の僅かな不注意で滑落等が発生する。 本発明者が想定する望ましい作業手順は、 利き手で取っ手を掴んで、持上げてから給油場所まで運び、片方の手を添えて反転させ、所定の位置に安置して、手を離して給油ができて、 給油後は、利き手で取っ手を掴み、片方の手を添えて持ち上げながら反転させ、運んで暖房器具に装着できる事である。 この場合の片手を添える時は、掴んだ取っ手を軸にした半回転の支えであるから、手指等に力を入れてタンクを保持する必要は無い。 本提案は、上記を鑑みて、既存取っ手に別体の取っ手を追加することで、タンクの外側に浮き上がらせた取っ手の把手部を配置する構造と成して、望ましい作業手順の具体化を可能としたものである。 と同時に、追加の形態を活用して応用することで、既存タンクにも後付けできるものと成した。 当然、後付けの場合は、使用者が容易に組み付けできる構造であると共に、異常管理が容易であることが必須であるから、異常状態が認識できる構造および冗長性の高い補強材の追加や材料の選定に留意している。 以上の提案により、全てのカートリッジタンクの給油作業の安全性を高めることを願うものである。 |
登録者情報
登録者名称 | |
---|---|
その他の情報
関連特許 |
|
---|