出願番号 |
特願2020-513037 |
出願日 |
2018/4/13 |
出願人 |
サウンドデザインラボ合同会社 |
公開番号 |
WO2019/198230 |
公開日 |
2019/10/17 |
登録番号 |
特許第6940901号 |
特許権者 |
サウンドデザインラボ合同会社 |
発明の名称 |
音圧信号出力装置、音圧信号出力方法及び音圧信号出力用プログラム |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信、輸送 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
電気自動車、電動バイク、ゲームソフトウェア、映像効果音装置、模型 |
目的 |
様々な仕様のエンジン(内燃機関)の音を、実機録音データを用いることなくコンピュータでの計算により、運転状態に応じてリアルタイムに合成する。 |
効果 |
従来、エンジン音を合成するには複数の回転数における定常運転状態の実機録音データをつないで再生する方法を用いていたが、その方法では過渡的な運転状態の音はリアルではなく、録音作業にも手間や費用がかかった。また、実在しないエンジンは音を合成できなかった。
本発明の方法では実機録音データを使用せず、全てコンピュータの中でエンジンの音信号を計算して合成するので、録音作業の手間や費用を削減することができ、過渡的な運転状態の音もリアルに合成できる。また、どのような仕様のエンジン音でも合成可能である。 |
技術概要
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本発明の方法ではエンジン音を単発音、次数音、ランダム音の3種類の音で合成する。単発音は非常に短い音波形データをエンジンの各気筒の爆発時間間隔に対応して繰り返し再生するものである。次数音はエンジンの回転数や気筒数などによって変化する低周波の倍音成分であり、複数の正弦波で生成する。ランダム音は文字通りランダムな波形の音であり、そのスペクトルはエンジンによって形が異なる。
単発音、次数音、ランダム音はアクセル開度とエンジン回転数によって音圧信号の大きさが変化する。
合成計算の基本的手順は、まず単気筒エンジンの音を単発音と次数音で生成し、その単気筒音を気筒数と気筒配列や回転数によって決まる爆発時間間隔でずらしながら足し合わせ、さらにランダム音を加える。
これは実際のエンジンで音が発生するメカニズムを模擬したものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【有】 弊社では本発明を用いたスマホアプリをある会社と共同開発し、ネットで配信している。また他社からの依頼を受けてエンジン音を出すアプリを複数開発している。それらのダウンロード数は合計すると数百万以上あり、ユーザーからは好評を得ている。 |
許諾実績 |
【有】 弊社は本発明を旭化成エレクトロニクス株式会社とTsugi合同会社に使用許諾している。前者は電気自動車の走行に連動してエンジン音を生成する半導体を製造販売しており、後者はゲーム用効果音ソフトウェアを作成してネット販売している。 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
1、使用目的を弊社に提示すること。
2、実施する前に弊社のチェックを受けること。
3、弊社特許を使用していることを明示すること。
4、営利目的で実施する場合は対価を支払うこと。 |
希望譲渡先(国内) |
【否】 |
希望譲渡先(国外) |
【否】 |
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