避難用構造物
- 開放特許情報番号
- L2023000086
- 開放特許情報登録日
- 2023/2/14
- 最新更新日
- 2023/2/14
基本情報
出願番号 | 特願2017-083110 | ||
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出願日 | 2017/4/19 | ||
出願人 | 弁理士法人真菱国際特許事務所 | ||
公開番号 | |||
公開日 | 2018/11/15 | ||
登録番号 | |||
特許権者 | 弁理士法人真菱国際特許事務所 | ||
発明の名称 | 避難用構造物 | ||
技術分野 | 土木・建築 | ||
機能 | 安全・福祉対策 | ||
適用製品 | 防災施設 | ||
目的 | 津波や洪水に際し避難が容易な、フェーズフリーの避難施設を提供する。 | ||
効果 | 平地に設置されるため、避難が極めて容易なものとなる。津波や洪水等の災害時には、浮上式の避難施設として利用される一方、平常時には、駐車場等の屋外施設として利用される。 | ||
技術概要![]() |
本件は、駐車場、テニスコート、児童公園、ゲートボール場、屋外ステージ等々、各種の屋外施設に適用可能である。例えば、役所の駐車場に適用する場合では、駐車場ベースの下面にフロートを組み込んで浮上可能とする一方、駐車場ベースの周囲に複数本のガイド支柱を設け、駐車場ベースの浮上をガイドするようにする。ガイド支柱の高さは、津波用で10m程度、洪水用で5m程度とする。
駐車スペースの端に防災用品を備蓄すね物置を設けると共に簡易トイレを設けて、簡易避難所とする。ソーラーシステムを設備し、災害時の電源供給と平常時のEVスタンドを併設する(フェーズフリー電源)。 |
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イメージ図 | |||
実施実績 | 【無】 | ||
許諾実績 | 【無】 | ||
特許権譲渡 | 【否】 | ||
特許権実施許諾 | 【可】
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アピール情報
アピール内容 | 本件の駐車場(フロートパーキング)への適用を中心に、
(1) 施設の利用価値が高い フロートパーキング(浮上式避難施設)は、いわゆる「フェーズフリー」の防災施設である。フロートパーキングは、洪水や津波等の水害に対する避難施設であるが、駐車場としての本来の用途があり、洪水・津波が襲来したとき以外は、本来の用途をもって利用される。避難タワーのような津波専用の施設とは異なる。 (2) 施設および設置場所に自由度がある おすすめは浮上式の駐車場であるが、この発明は、駐車場に限らず、テニスコート、児童公園、ゲートボール場、屋外ステージ等々、各種の屋外施設に適用可能である。避難地域、避難経路等を考慮してこの避難施設を選択し構築することも可能。 (3) 避難が容易 フロートパーキングは、避難経路等を考慮して集落の中心部に、また平坦な場所に構築することで、平面方向において避難が極めて容易なものとなる。地震の発生から津波の到来まで時間的に余裕のない地域や、近場に高台や裏山がない地域には、きわめて有用となる。洪水においてもしかりである。 (4) 想定外の津波にも対応可能 このフロートパーキングにおいて、浮上をガイドするガイド支柱の高さを、洪水や津波の想定の最大高さに対応させる。洪水対策用であれは高さ5m程度、津波対策用であれば高さ10m程度とする。水害水位が10mを越えると、パーキングベース(施設本体)がガイド支柱から離れ、救命いかだの形態となる。 (5) その他 地震時の堤防の決壊や台風による高潮等の水害が想定される、いわゆるゼロメートル地帯においても、フロートパーキングは有用なものとなる。 洪水が想定される地域において、例えば介護施設の駐車場にこの避難施設を構築することが好ましい。避難の容易さが生かされる。 郊外の団地に設けられている「調整池」を活用して、これにフロートパーキングを設置することも可能である 複数本のガイド支柱により水の流れに対する強度を担保し、1〜1.5mのベース面の高さにより、床(ベース)が水に洗われるのを防止する。 |
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出展実績 | 東京都の防災センターに模型を展示する予定。 |
登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
その他の提供特許 |
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関連特許 |
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