グラフェンの扁平面同士を重ね合わせて接合したグラフェン接合体の表面に、透明性の金属微粒子の集まりが金属結合した該金属微粒子の集まりを接合した構成からなる透明導電性フィルムを製造する製造方法

開放特許情報番号
L2022001725
開放特許情報登録日
2022/10/27
最新更新日
2022/10/27

基本情報

出願番号 特願2019-107538
出願日 2019/6/9
出願人 小林 博
公開番号 特開2020-202065
公開日 2020/12/17
登録番号 特許第7138394号
特許権者 小林 博
発明の名称 グラフェンの扁平面同士を重ね合わせて接合したグラフェン接合体の表面に、透明性の金属微粒子の集まりが金属結合した該金属微粒子の集まりを接合した構成からなる透明導電性フィルムを製造する製造方法
技術分野 電気・電子、化学・薬品、無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 グラフェンの扁平面同士を重ね合わせて接合した該グラフェンの集まりからなるグラフェン接合体の表面に、透明性の金属微粒子の集まりが金属結合した該金属微粒子の集まりを接合した構成からなる透明導電性フィルムを製造する製造方法
目的 液体が充填された容器内でグラフェンの集まりを製造し、容器の底面に、グラフェンの扁平面同士を、液体を介して重なり合わせ、グラフェンの集まりを均等に圧縮し、扁平面同士が重なり合って接合したグラフェン接合体を、容器の底面に形成し、グラフェン接合体の表面に、透明電極を形成する方法を提供する。
効果 扁平面同士が重なり合ったグラフェンの集まりを、容器の底面に形成することができる。グラフェン接合体を透明導電性膜として用いることができる。安価な黒鉛粒子の集まりを用い、安価な方法でグラフェンの集まりを製造し、安価な方法でグラフェン接合体からなる透明導電性膜が製造できる。グラフェン接合体からなる透明導電膜の表面に、金属微粒子の集まりからなる透明電極が形成できる。安価なグラフェン接合体の表面に安価な方法で金属微粒子の集まりが接合でき、安価な透明導電性フィルムが製造でき、様々な用途に汎用的に使用できる。
技術概要
第一の工程は、メタノール中で、黒鉛粒子の集まりからグラフェンの集まりを製造する。第二の工程は、グラフェンの扁平面同士を、メタノールを介して重ね合わせる。第三の工程は、グラフェンの集まりの平面を均等に圧縮し、扁平面同士が重なり合って接合したグラフェン接合体を、容器の底面に該底面の形状として形成する。第四の工程は、グラフェン接合体の表面に金属結合した金属微粒子の集まりを析出させる。第五の工程は、グラフェン接合体の平面を均等に圧縮し、金属微粒子をグラフェン接合体に接合する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明は、第一に、透明導電基材が、容器の底面の形状として製造されるため、透明導電基材の面積の制約と形状の制約がなく、汎用的な透明導電基材として用いることができる。第二に、グラフェン接合体は、グラフェンのみから構成される。このため、グラフェンに準ずる透明性と熱伝導性と電気導電性とを持つとともに、帯電防止機能と電磁波遮蔽機能と放熱機能とを兼備する。第三に、グラフェン接合体の表面の凹凸は、グラフェンの厚みの0.332nmに過ぎず、完全な平面に近い。このため、透明導電基材の一方の表面は、接触角が180度に近い超撥水性を示し、この表面は撥水性と撥油性と防汚性とを兼備する。第四に、グラフェン接合体に透明フィルムを熱圧着した透明導電基材は、人の手で取り扱いができる。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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