出願番号 |
特願2016-043707 |
出願日 |
2016/3/7 |
出願人 |
静岡県 |
公開番号 |
特開2017-158449 |
公開日 |
2017/9/14 |
登録番号 |
特許第6771127号 |
特許権者 |
静岡県 |
発明の名称 |
植物の自動給液システム及び養液栽培方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
高品質農産物を生産できる自動給液制御システム |
目的 |
本発明は、水分ストレスの程度をリアルタイムで把握して給液でき、適切な水分ストレスを付与することができる植物の自動給液システム及び養液栽培方法を提供することを目的としたものである。 |
効果 |
植物の相対重量の低下を監視して給液タイミングを決定することで、水分ストレスの程度を把握しながら給液でき、適切な水分ストレスを付与することができる。また、1回目の給液量を前日の最大重量とその時の重量との差分に基づいて、また2回目以降の給液量は当日の最大重量と閾値に達した際の重量との差分に基づいて決定するため、成育状況に合わせた適切な給液が可能となる。給液量が少なく強い水分ストレスが発生したり、逆に給液量が多く水分ストレスが小さくなることなく、栽培経験の少ない生産者でも収量及び品質が安定化する。 |
技術概要 |
植物を栽培する培地と植物を含む重量を継続的に計測し、当日の1回目の給液後に得られる最大重量を記憶すると共に、その時の重量に対する最大重量の百分率である相対重量を継続的に算出し、蒸発散によって相対重量が閾値まで低下した時に2回目以降の給液を行うことを特徴とする給液制御システム。また、1回目の給液量は前日に記憶された最大重量との差分に給液量比率(a)を乗じることで決定し、2回目以降の給液量は閾値に達した際の重量と当日に記憶された最大重量との差分に給液量比率(b)を乗じることで決定する。さらに、毎日の最大重量の差分から、所定期間内における植物の成長速度を求め、その成長速度に応じて閾値や給液量比率(a、b)を変更することができる。以上の給液アルゴリズムによって、植物の蒸発散量に応じた給液管理を自動的に行うことが可能となり、植物の高品質・多収生産に寄与する。 |
実施実績 |
【有】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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