野生の反芻動物駆除用組成物及び野生の反芻動物の駆除方法

開放特許情報番号
L2022001275
開放特許情報登録日
2022/9/1
最新更新日
2022/9/1

基本情報

出願番号 特願2015-009201
出願日 2015/1/21
出願人 静岡県
公開番号 特開2016-132647
公開日 2016/7/25
登録番号 特許第6547148号
特許権者 静岡県
発明の名称 野生の反芻動物駆除用組成物及び野生の反芻動物の駆除方法
技術分野 その他
機能 その他
適用製品 野生の反芻動物、特に野生のシカ、キョン、野ヤギ又はカモシカの駆除や捕獲のために用いられる組成物及びそれを用いた駆除方法
目的 従来の銃器やわなを用いた駆除方法とは異なる、新たな野生動物の駆除方法を提供する。
効果 本発明の反芻動物駆除用組成物は、駆除対象動物である反芻動物に対して有効に作用し、駆除対象外の酸性胃を持つ動物に対しては有効に作用しないため、駆除対象外の動物への悪影響や錯誤捕獲が生じにくい。また、野生の反芻動物の生息地域に設置するのみで、野生の反芻動物を駆除することができるため、複雑な作業や人手を必要とせず、安全に駆除を行うことができる。さらに、銃器での駆除が危険な場所やわなを設置することができない山の斜面などでも設置して野生の反芻動物を駆除することができるため、有効に駆除を行うことができる。
技術概要
 
本発明の組成物を野生の反芻動物が経口摂取すると、反芻動物の第一胃(ルーメン)内において、組成物中の硝酸イオンから亜硝酸イオンが生成される。この亜硝酸イオンの生成は、反芻動物の第一胃内の微生物叢中に含まれる硝酸還元菌によるものである。第一胃内で生成した亜硝酸イオンは血中に取り込まれ、赤血球中のヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンを形成する。これにより、ヘモグロビンの酸素運搬能力が失われるため、体内細胞への酸素供給量が減少して酸素欠乏状態となり、本発明の組成物を摂取した反芻動物の運動能力は低下する。さらに、メトヘモグロビンの飽和度が上昇し、体内の酸素消費量が酸素供給量を上回る状態が継続することにより、死に至る。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 静岡県

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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