グラフェンの扁平面同士が重なり合って接合した該グラフェンの集まりからなるグラフェン接合体を、合成樹脂の透明フィルムに熱圧着させた透明導電性基材を製造する方法

開放特許情報番号
L2022001186
開放特許情報登録日
2022/8/8
最新更新日
2022/8/8

基本情報

出願番号 特願2019-111634
出願日 2019/6/15
出願人 小林 博
公開番号 特開2020-203410
公開日 2020/12/24
登録番号 特許第7104919号
特許権者 小林 博
発明の名称 グラフェンの扁平面同士が重なり合って接合した該グラフェンの集まりからなるグラフェン接合体を、合成樹脂の透明フィルムに熱圧着させた透明導電性基材を製造する方法
技術分野 機械・加工、電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 グラフェンの扁平面同士が重なり合った該扁平面同士を接合した該グラフェンの集まりからなるグラフェン接合体を、合成樹脂の透明フィルムに熱圧着させた透明導電性基材を製造する製造方法
目的 液体が充填された容器内でグラフェンの集まりを製造する。容器の底面に透明基材を配置し、この上に、グラフェンの扁平面同士を、液体を介して重なり合わせる。グラフェンの集まりを均等に圧縮し、扁平面同士が重なり合って接合したグラフェン接合体を、透明基材に圧着する。
効果 グラフェンの製造時と製造後において、液体中に析出したグラフェンは飛散しない。扁平面同士が重なり合ったグラフェンの集まりを、容器の底面に形成することができる。扁平面同士が重なり合った部位が接合でき、グラフェン接合体の面積の制約と形状の制約がなくなり、グラフェン接合体を透明導電性基材として用いることができる。
技術概要
第一の工程は、メタノール中で黒鉛粒子からグラフェンの集まりを製造する。第二の工程は、透明フィルムを容器の底面に配置させ、この上に、グラフェンの扁平面同士を、メタノールを介して重ね合わせる。第三の工程は、グラフェンの集まりの平面を均等に圧縮し、容器を合成樹脂のビカット軟化温度まで昇温する。これによって、扁平面同士が接合したグラフェン接合体が、透明フィルムに熱圧着した透明導電基材が、容器の底面に該底面の形状として形成される。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本製造法によって、次の4つの特徴を持つ透明電極が形成される。第一に、金属微粒子の原料を塗料化したため、グラフェン接合体に接合させる金属微粒子の集まり、つまり、透明電極の大きさと形状の制約はない。また、塗料における粘度が自在に調整でき、塗料を塗布ないしは印刷する際の制約を受けない。第二、金属微粒子は不純物がない真性な金属として析出し、金属化合物の熱分解物が気化する際に、グラフェン接合体の表面に付着した不純物が気化するため、真性な金属からなる金属微粒子の集まりは、真性な物質からなるグラフェン接合体に、強固に接合する。第三に、可視光線の波長領域で、金属の屈折率が0.4以上で2.4以下であり、金属微粒子の大きさが可視光線の波長より1桁小さいため、金属結合した金属微粒子の集まりは、透明電極を構成する。第四に、安価な材料を用い、安価な方法で、金属結合した金属微粒子の集まりを、グラフェン接合体に接合でき、安価な透明電極がグラフェン接合体の表面に形成できる。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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