容器の底面に該底面の形状からなる絶縁膜を、絶縁性扁平紛の扁平面同士が重なり合った該扁平粉の集まりからなる絶縁膜として製造する絶縁膜の製造方法

開放特許情報番号
L2022001184
開放特許情報登録日
2022/8/8
最新更新日
2022/8/8

基本情報

出願番号 特願2018-099230
出願日 2018/5/23
出願人 小林 博
公開番号 特開2019-204687
公開日 2019/11/28
登録番号 特許第7023035号
特許権者 小林 博
発明の名称 容器の底面に該底面の形状からなる絶縁膜を、絶縁性扁平紛の扁平面同士が重なり合った該扁平粉の集まりからなる絶縁膜として製造する絶縁膜の製造方法
技術分野 電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 容器の底面全体に、絶縁性扁平粉の扁平面同士が重なり合うように配列し、扁平面同士の間隙に析出した酸化アルミニウム微粒子同士を摩擦熱で接合することで扁平面同士を接合し、容器の底面に絶縁膜を製造する製造方法
目的 安価な費用で絶縁膜が製造できる、絶縁膜の表面積と形状とが自在に変えられる、圧着によって導体の表面に絶縁層が形成できる、3μm前後の厚みの絶縁層が形成できる、絶縁抵抗が10↑(18)Ωに及ぶ値を持つ、これらの要件を満たす絶縁膜を製造する技術を提供する。
効果 安価な材料を用い、安価な費用で絶縁膜が製造できる。
絶縁膜の表面積と形状とが、容器の底面形状によって自在に変わる。従って、用途に応じた絶縁層が導体に形成できる。
接触部位で互いに接合した酸化アルミニウム微粒子の集まりが、絶縁膜の表面を覆うため、絶縁膜を導体に圧着することで、導体の表面に絶縁層が形成できる。
3μmの厚みからなる絶縁膜は、抵抗率が10↑(14)Ωcmの扁平粉を用い、幅が1cmで長さが10cmの絶縁膜では、絶縁抵抗が3×10↑(18)Ωになる。
技術概要
絶縁膜の製造方法は、酸化アルミニウムを熱分解で析出する金属化合物を、アルコールに分散してアルコール分散液を作成する第一の工程と、前記アルコール分散液に絶縁性扁平粉の集まりを混合して混合物を作成する第二の工程と、前記混合物を混合機内で回転及び揺動させる第三の工程と、前記混合物をホモジナイザー装置で処理する第四の工程と、前記混合物を底が浅い容器に充填する第五の工程と、前記容器に左右、前後、上下の3方向の振動を繰り返し加える第六の工程と、前記容器を前記金属化合物が熱分解する温度に昇温する第七の工程と、前記容器の底面に形成された絶縁膜に圧縮応力を加える第八の工程からなるこれら8つの処理を連続して実施することによって、前記容器の底面に、該底面の形状からなる絶縁膜が製造される、絶縁膜の製造方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本製造方法によって、次の4つの特徴を持つ絶縁膜が形成される。第一に、混合物を充填する容器の形状に制約がないため、製造できる絶縁膜の形状の制約がない。第二に、抵抗率が大きい2種類の絶縁材料からなる絶縁層の各々を、1μmより薄い厚みで積み重なり合って絶縁層を形成すると、絶縁層が並列接続して絶縁抵抗を構成するため、絶縁膜の絶縁抵抗は10の18乗に及ぶ。第三に、混合物を充填する容器の形状に制約がないため、絶縁膜の形状は、円、楕円、多角形に限らず、用途に応じて様々な形状の絶縁膜が製造できる。第四に、製造された絶縁膜の表面に、酸化アルミニウム微粒子の集まりを形成すると、絶縁膜を部品や基材の導体に圧着する手段になる。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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