適用製品
樹木材料のリグノセルロースを糖質供給源として製造されたアルコール飲料、及びその製造方法
目的
これまで燃料用バイオエタノールの原料としてしか認識されていなかった樹木材料のリグノセルロースを利用した新しい酒造技術を提供する。
効果
樹木材料のリグノセルロースを糖質供給源とした新しい酒造技術、及び当該技術を利用した新しいアルコール飲料が提供される。
好ましい香味成分を有する樹木を原料とすれば、これまでに無い優れた香味を有するアルコール飲料が製造できる。
森林整備で生じる間伐材や製材で生じる廃棄物から高付加価値の製品を提供することができる。
技術概要
樹木材料からアルコール飲料を製造する方法であって、以下の工程:
(1)化学的前処理を行わず、樹木材料を湿式粉砕によって水性媒体中で5μm以下に粉砕することにより、当該樹木材料に含有される多糖類が高度に露出したスラリーを取得する工程;
(2)当該スラリー中の多糖類を加水分解する工程;
(3)当該加水分解産物に更に酵母を添加して、工程(2)における多糖類の加水分解によって生じた糖をアルコール発酵させる工程;
(4)当該アルコール発酵産物から所望のアルコール飲料を調製する工程;
を含み、当該アルコール飲料が、樹木材料中のリグノセルロースを主な糖質供給源とし、当該樹木材料由来のテルペン、酸エステル、ラクトン物質のいずれか1つ以上を含有する、方法。