インク受容膜形成用塗工液、その製造方法、インク受容膜、積層基板および配線材料

開放特許情報番号
L2022000137
開放特許情報登録日
2022/2/25
最新更新日
2022/2/25

基本情報

出願番号 特願2007-161516
出願日 2007/6/19
出願人 宇部エクシモ株式会社
公開番号 特開2009-000831
公開日 2009/1/8
登録番号 特許第5134293号
特許権者 宇部エクシモ株式会社
発明の名称 インク受容膜形成用塗工液、その製造方法、インク受容膜、積層基板および配線材料
技術分野 機械・加工、電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 インク受容膜形成用塗工液、その製造方法、インク受容膜、積層基板および配線材料
目的 有機フィルムからなる基板表面に形成されたインク受容膜上に、金属ペースト等を含むインクによって配線を直接形成する際に、クラックの発生や黄色化などを抑制し、印刷性、密着性を向上し得るインク受容膜形成用の塗工液の製造方法、塗工液を用いて基板上に形成されたインク受容膜を有する積層基板およびインク受容膜上に配線を形成してなる配線材料を提供する。
効果 成分(A)由来の特定の凝集体粒子が、成分(B)由来の特定の無機系縮合物をバインダーとして、一定の厚みを持ちつつ存在する下地層を有しており、この下地層はその構造上の特徴から微細孔を形成しているため、上記インク受容膜上に配線を形成した場合に、上塗層により形成される凹凸が配線に対してアンカー効果を発揮して、配線の密着性を向上させ得ると考えられ、また、下地層により形成される細孔がインク吸収性を発揮して、上塗層の金属酸化物粒子間から染み込んだインクの滲みを抑制することにより、印刷特性を向上させ得ると考えられる。
技術概要
 
ケイ素、チタン、ジルコニウムおよびアルミニウムの中から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物からなり、平均粒子径が2〜200nmの範囲内にある一次粒子が2個以上結合した凝集体粒子を25〜100質量%含む凝集体粒子含有物(A)と、
一般式(I)
R↑1↓nM(OR↑2)↓(m−n) …(I)
で表されるアルコキシド化合物を、加水分解−縮合反応してなるM−Oの繰り返し単位を主骨格とする縮合物(B)と
を含んでなる下地層形成用混合液
および
ケイ素、チタン、ジルコニウムおよびアルミニウムの中から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物からなり、平均粒子径が前記凝集体粒子を構成する一次粒子の平均粒子径よりも大きい金属酸化物粒子(C)と、
前記M−Oの繰り返し単位を主骨格とする縮合物(B)と
を含んでなる上塗層形成用混合液
を別々に含むことを特徴とするインク受容膜形成用塗工液。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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