中枢神経系の疲労回復又は疲労予防のための組成物

開放特許情報番号
L2022000095
開放特許情報登録日
2022/1/18
最新更新日
2022/1/18

基本情報

出願番号 特願2007-500397
出願日 2005/1/31
出願人 山本 隆宣
公開番号 WO2006/080086
公開日 2006/8/3
登録番号 特許第5604673号
特許権者 山本 隆宣
発明の名称 中枢神経系の疲労回復又は疲労予防のための組成物
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 脳疲労の回復又は予防に用いられるための組成物
目的 安全性が高くしかも効果が高い中枢神経系の疲労(脳疲労)の改善や抑制を標榜できる食品又は医薬品として利用可能な組成物を提供する。
効果 肉体的な疲労を伴わない、例えば、コンピューター作業や今後活発になるであろう宇宙環境における作業に伴って生じる脳疲労の改善や予防を行える。特に、本発明の組成物はアミノ酸のみから構成することができるので、その安全性はほぼ確率されているものと言え、その実用性は非常に高いものである。
技術概要
 
有効成分として、フェニルアラニンとメチオニン及び分岐鎖アミノ酸を含有し、他のアミノ酸を含有しない中枢神経系の疲労回復又は予防のための組成物。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 [背景と価値]
1、Covid19感染後の極度の倦怠感に対する回復のための組成物になる。
2、メンタルヘルスの改善:ストレス症候群や慢性疲労症候群の症状を持つ半健康人は外来受診の半数以上になっている。そして疲労、肩こり、倦怠感、不眠、頭痛を抱えている。これら半健康人の疲労・体力回復のための組成物になる。
[医療現場の問題解決]
半健康人を「異常なし」とする医師の立場と患者の症状とのギャップを埋めるための組成物になる。これまでにこのようなコンセプトの処方箋がなかった。
[医科学的エビデンス]
実験動物ラットで100%、ヒトで50%の中枢性疲労回復の有効率がある。本発明の5種の天然アミノ酸混合組成物は従来の3種混合(いわゆるBCAA)に比べ中枢性疲労の引き金(原因物質)である末梢Tryptophanの脳への取り込みをBBB上のLシステムを完全に阻害することで抗疲労効果が実証された。
[信頼性]
発明者は疲労の原因物質であるTryptophanがKynurenic acidへの代謝亢進によって両物質がさらに蓄積され、それらの相乗作用により倦怠感や疲労感が成立するというTryptophan/Kynurenic acid仮説を提唱した。この仮説は現在ポストコロナウィルス感染症で出現する強い倦怠感の原因を説明する根拠として以下の論文にも引用されている。従って、本発明の5種の天然アミノ酸混合組成物を適用することができる。
・Akesson K, et al. Lupus Science & Medicine(2018);5:e000254. doi:10.1136/lupus-2017-000254、
・Imdat Eroglu M.D. et al. Nutrition 90 (2021) 111308。

登録者情報

登録者名称 山本 隆宣

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
Copyright © 2022 INPIT