「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」を有する排便アシスト吸引式水洗トイレシステム

開放特許情報番号
L2021001729
開放特許情報登録日
2021/11/16
最新更新日
2021/12/8

基本情報

出願番号 特願2020-106646
出願日 2020/6/21
出願人 若田部 勝
登録番号 特許第6943529号
特許権者 若田部 勝
発明の名称 「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」を有する排便アシスト吸引式水洗トイレシステム
技術分野 土木・建築、電気・電子、生活・文化
機能 制御・ソフトウェア、加圧・減圧、安全・福祉対策
適用製品 一般家庭、病院、高齢者施設、食品関連会社、高速道路パーキングエリア、大型施設の水洗トイレ
目的 トイレ動作を介して感染性病原菌の蔓延することを根本的に断ち、節水性プロセスを実現するために、吸引式トイレに「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」を導入する。便意を昂揚させる手段を持ち、排便時に「臀部に跳ね返る水」を生じさせず、トイレットペーパーでお尻を拭く作業を不要とし、高齢者や障害者に優しく、衛生的で、大量の洗浄水を使わない節水型の吸引式トイレを提供する。
効果 立位排尿を吸引気流の中で行うことで、感染症に陽性のトイレ使用者の微小な尿水滴(エアロゾル)がトイレ室内に漂流してトイレ室を汚染することを防止し、また、排便時に「臀部に跳ね返る水」を生ぜず、洗浄効果の高い温水でお尻洗浄し、吸引乾燥で急速乾燥するからトイレットペーパーを不要とし、手指を感染性病原菌で汚染せず蔓延を防止し、男性の小便プロセスが連続する場合は約3分の1になる節水性を得た、大便の接触痕の剥離洗浄に高圧水スプレーを使用したことと、気圧差を利用して汚物液を下水管に吸引排出することで著しい節水効果を得た。
技術概要
吸引式水洗トイレ装置構成は、便器と便座と、便器と汚物処理装置を接続する汚物液排出配管から成り、汚物処理装置の減圧室に電動モーターの回転軸に吸引手段が設置され、減圧室の下部に汚物液溜まり槽が設置されており、汚物液は気圧差で瞬時に汚物液溜まり槽に移送され、電磁排出弁を開くと下水管に排出される構成で、便器ボウルエッジの先端に埋設した高圧水洗浄ノズルで大便の接触痕をスプレー洗浄し、便器リム内側の配管から排便時や排尿時に均一洗浄水を間欠的または連続に流し、傾斜管の内壁底に大便や立位の小便が落下する形態で「臀部に跳ね返る水」を生じ無い構造で、電動モーターの回転制御でプロセスに応じた負圧を形成し、吸引気流中で立小便を行い、排便後に高い洗浄能力を持つ温水吐出でお尻洗浄を行い、吸引汚物液排出と水滴を除去する吸引乾燥を同時に行い、吸引しながら温風吐出乾燥を行うことでトイレットペーパーでお尻を拭く動作を無くし、高圧スプレー洗浄と、男子小便の回数を数えているシーケンスカウンターNを設け、Nが3の時だけ下水管に汚物液を排出する節水シーケンスを持ち、複雑なシーケンスの管理と制御はマイコンが行う。
イメージ図
実施実績 【試作】  「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」の試作を行った。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
対価条件(一時金) 【要】委細面談の上で決定
希望譲渡先(国内) 【可】水洗トイレ製造メーカーが望ましい。
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 委細面談の上で決定
対価条件(一時金) 【要】委細面談の上で決定
対価条件(ランニング) 【要】委細面談の上で決定
希望譲渡先(国内) 【可】水洗トイレ製造メーカーが望ましい。

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 従来にない画期的なトイレとなる。
排尿、排便の形態に依らず「跳ね返り水」を発生せず、便座の裏面、トイレ周辺を汚染しない。
改善効果2 お尻を手で拭く作業をしないから、感染性病原菌で手指を汚染することは無いため、集団感染の蔓延を根本的に防止する。
改善効果3 汚物液を大量の水を使わずに下水管に排出し、男子の小便プロセスが連続する場合には約3分の1に洗浄水の使用量を減らすことが出来る大幅な節水と、トイレットペーパーを使用しない省資源の水洗トイレとなる。
アピール内容 男子の立小便を吸引気流中で行い小便のエアロゾルをトイレ室内に浮遊させることが無い、いかなる排尿、排便の形態にも臀部に跳ね返る水を生じないから便器の裏面やトイレ室の床を汚染することが無く、腹筋力が弱った高齢者や障害者の排便の便意を昂揚する排便アシスト機能と、高い洗浄力を持ったお尻洗浄水の吐出と高速乾燥する吸引乾燥機能でお尻を拭く動作を不要とするから、O−157やコロナウイルスなどの流行性病原菌で手指を汚染することが無く蔓延を根本的に防止し市中感染を少なくする一助となり、トイレットペーパーを不要とする省資源性を有しており、また、汚物液を大量の水を使うことなく大気圧と負圧の気圧差で下水管に瞬時に排出し、男子の小便プロセスが連続する場合には洗浄水の消費量を約3分の1に節水する節水性を備えている。以上により一般家庭、高齢者施設、病院、食品関連会社、高速道路パーキングエリア、大型商用施設などのトイレとして有効なトイレとなる。

登録者情報

登録者名称 若田部 勝

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【否】
特殊仕様の提供 【可】
図面の開示 【有】
図面1 「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」の試作品とビデオは提供可能。
サンプルの開示 【有】
サンプル1 「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」の試作品とビデオは提供可能。
技術指導 【否】
技術指導料 【不要】発明者が高齢のため技術指導はできない。
コンサルティング 【否】
コンサルティング料 【不要】発明者が高齢のためコンサルティングはできない。

事業化情報

事業化条件
特別資格 【要】マイコン技術を有する水洗トイレ製造メーカーが望ましい。
ポテンシャル 【要】マイコン技術を有する水洗トイレ製造メーカーが望ましい。
質的条件
事業化実績 【無】 
追加開発 【要】大口径の電磁排出ゲートバルブを開発することが望ましい。

その他の情報

その他の提供特許
登録番号1 特許第6751543号
関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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