異方性希土類磁石の製造方法

開放特許情報番号
L2021001131
開放特許情報登録日
2021/8/20
最新更新日
2023/3/9

基本情報

出願番号 特願2017-147326
出願日 2017/7/31
出願人 小林 博
公開番号 特開2019-029503
公開日 2019/2/21
登録番号 特許第6918617号
特許権者 小林 博
発明の名称 異方性希土類磁石の製造方法
技術分野 電気・電子、金属材料、機械・加工
機能 機械・部品の製造
適用製品 異方性希土類磁石の製造方法
目的 サマリウム鉄窒素化合物を原料とする新たな異方性磁石の製造方法を実現する。
効果 製造コストが大幅に抑えられ、合金微粒子の磁気特性が反映された異方性希土類磁石が製造できる。
技術概要
異方性希土類磁石の製造方法であって、
熱分解で非磁性と絶縁性とを兼備する有機金属化合物をアルコールに分散してアルコール分散液を作成し、
合金微粒子の集まりを、アルコール分散液に混合して懸濁液を作成し、
懸濁液を容器に移し、真空チャンバーに配置、真空チャンバー内の圧力を減圧し、アルコールを気化させ、表面を有機金属化合物の微細結晶の集まりで覆い、
真空チャンバー内の圧力に戻し、合金微粒子の集まりを、容器から金型に移し、金型を昇温し、有機金属化合物の熱分解によって、金属酸化物の微粒子の集まりが析出し、金型内の空隙を埋めるとともに、合金微粒子の表面を覆い、
金型を室温に戻し、さらに、一定の磁場を同一方向に印加するとともに、金型からの反発力が最大になるまで、圧縮応力を加えることによって、金属酸化物の微粒子の破壊が金型内で進み、金型内の空隙を埋め尽くすとともに、圧縮成形体を成形し、
合金微粒子の磁化を飽和させ、合金微粒子同士が磁気吸着することで、金属酸化物の微粒子で覆われた合金微粒子同士が磁気吸着した異方性希土類磁石が製造される、異方性希土類磁石の製造方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 第一に、焼結や熱処理や熱間圧延や熱間押出し処理などの熱処理が一切不要になり、磁石の製造コストが大幅に下がる。第二に、焼結処理に伴う成形体の収縮がなく、機械加工が不要になる。第三に、合金微粒子が非磁性で絶縁性の金属酸化物の微粒子の集まりで覆われ、合金微粒子同士が強固に磁気吸着するため、異方性希土類磁石は錆びにくく、また、渦電流損失が大幅に低減する。第四に、異方性希土類磁石の残留磁束密度の大きさは、飽和された主相の磁化の総和に近く、主相が持つ固有の物性である自発磁化の大きさの総和に近づく。

金属酸化物の微粒子で覆われた希土類磁石の原料である合金微粒子同士を磁気吸着させ、保持力が大きく、腐食しない希土類磁石を製造する。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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