焼鈍処理が不要な圧粉磁心の製造方法
- 開放特許情報番号
- L2021001130
- 開放特許情報登録日
- 2021/8/20
- 最新更新日
- 2023/3/9
基本情報
出願番号 | 特願2017-214179 |
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出願日 | 2017/11/6 |
出願人 | 小林 博 |
公開番号 | |
公開日 | 2019/6/6 |
登録番号 | |
特許権者 | 小林 博 |
発明の名称 | 焼鈍処理が不要な圧粉磁心の製造方法 |
技術分野 | 電気・電子、機械・加工 |
機能 | 機械・部品の製造 |
適用製品 | 圧粉磁心 |
目的 | 焼鈍処理が不要な圧粉磁心の製造方法を提供する。 |
効果 | 全ての処理が大気雰囲気で行われるため、連続処理が可能になる。また、金型の昇温温度は最高でも420℃で、従来の歪取り焼鈍に比べると低い。このため、安価な製造費用で圧粉磁心が製造される。 |
技術概要![]() |
圧粉磁心を製造する製造方法は、絶縁性で、硬度が軟磁性の粉粒体より低く、粒子の大きさが軟磁性の粉粒体の平均粒径より小さい、これらの特徴を兼備する金属酸化物の微粒子が、熱分解で析出する有機金属化合物を、アルコールに分散してアルコール分散液を作成し、軟磁性の粉粒体の集まりを混合して懸濁液を作成する、この後、加熱機能と加振機能とを併設した混合機に懸濁液を充填し、混合機を回転および揺動させた後に、上下左右に振動させ、粉粒体の集まりがアルコール分散液中で再配列し、集積密度が高い粉粒体の集まりとしてアルコール分散液に沈降させる、さらに、懸濁液を有機金属化合物が熱分解する温度に昇温する熱処理を行い、有機金属化合物の熱分解によって、粉粒体の平均粒径より小さい金属酸化物の微粒子の集まりが粉粒体の表面に析出し、金属酸化物の微粒子が粉粒体の表面を覆う、この後、粉粒体の集まりを金型に充填し、金型からの反発力が最大になるまで、徐々に圧縮応力を金型に加え、金属酸化物の微粒子の破壊を進める、これによって、金属酸化物の微粒子が金型内の空隙を埋め尽くし、摩擦熱で接合するとともに、圧粉磁心が金型内に製造される、圧粉磁心の製造方法である。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【可】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
アピール情報
アピール内容 | 第一に、粉粒体の密度に近い圧粉磁心が製造できる。第二に、歪取り焼鈍処理が不要な圧粉磁心の製造方法である。第三に、安価な手段で粉粒体が絶縁化される。第四に、簡単な7つの処理を大気雰囲気で連続して実施する製造方法であるため、安価な製造費用で圧粉磁心が製造できる。第五に、複数の金型の各々金型が順番に、粉粒体の充填工程、粉粒体の昇温工程、粉粒体の圧縮工程を連続して移動する工法を採用すれば、圧粉磁心が連続して製造され、安価な圧粉磁心が連続して製造できる。第六に、製造する圧粉磁心の形状と大きさに制約がない。
金属酸化物の微粒子で覆った軟磁性の粉粒体の集まりを、塑性変形させずに圧縮成形し、焼鈍処理が不要となる圧粉磁心を製造する。 |
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登録者情報
登録者名称 | 小林 博 |
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その他の情報
関連特許 |
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