出願番号 |
特願2019-113657 |
出願日 |
2019/6/19 |
出願人 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2020-203267 |
公開日 |
2020/12/24 |
発明の名称 |
液液系での抽出分離による特定物質の製造方法 |
技術分野 |
機械・加工、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
水相内若しくは油相内で分離生成される特定の物質又はこれら両方の特定の物質を、簡単かつ経済的に製造する方法 |
目的 |
正抽出、洗浄、及び逆抽出に対して個別的に必要な員数の容器を設置している従来の方式に対して、新しい多段化の概念を提案し、この概念を利用した装置により、水相内若しくは油相内で分離精製される特定の物質又はこれら両方の特定の物質を製造する方法を提供する。 |
効果 |
正抽出部の水相の単独部内循環の回数を増やすことで、容器の数を増やすことと同等な効果が得られる。従来、正抽出部、洗浄部、及び逆抽出部で合わせて100個以上の容器を要していた分離対象に対しても、例えば3個から6個程度の極めて少数の容器で対応できるようになる。 |
技術概要
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分離精製の対象となる複数個の成分を含有する水相から1つ以上の成分を油相に抽出するところの正抽出部、該正抽出部において油相に抽出したい対象成分に随伴して抽出された水相に残したい対象成分を、水相に洗い流すところの洗浄部、及び前記洗浄部の油相に存在する対象成分を、水相に逆抽出することによって回収するところの逆抽出部を備え、水相及び油相の循環送液に基づいて前記各部が一体化して同期的に動作するシステムを用いて、前記正抽出部の水相を同正抽出部のみの単独部内にて循環送液させると同時に、該正抽出部の油相を前記洗浄部から前記逆抽出部を経て再び同正抽出部に至る横断的な循環送液をさせ、かつ前記正抽出部の水相の単独部内循環を複数回行うことにより得られる同期的循環送液多段の効果を利用して、水相内若しくは油相内で分離精製される特定の物質又はこれら両方の特定の物質を製造することを特徴とする特定物質の製造方法。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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