透明導電性塗料の製造方法とこの塗料を用いた透明導電性膜の形成方法

開放特許情報番号
L2020002589
開放特許情報登録日
2020/12/14
最新更新日
2020/12/14

基本情報

出願番号 特願2016-210020
出願日 2016/10/7
出願人 小林 博
公開番号 特開2018-059035
公開日 2018/4/12
登録番号 特許第6792834号
特許権者 小林 博
発明の名称 透明導電性塗料の製造方法とこの塗料を用いた透明導電性膜の形成方法
技術分野 化学・薬品、金属材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 透明導電性塗料
目的 透明導電性塗料を塗布ないしは印刷した基材ないしは部品に、金属に近い導電率を持ち、1μm前後の膜厚からなる透明導電性膜が形成される、透明導電性塗料と透明導電性膜とを実現する。
効果 透明導電性塗料を用いて、基材ないしは部品の表面に透明導電性膜を形成する。
技術概要
基材ないしは部品に塗布ないしは印刷することで該基材ないしは該部品に透明導電性膜を形成する透明導電性塗料を製造する製造方法は、熱分解で金属を析出する金属化合物をアルコールに分散し、該金属化合物が分子状態となってアルコールに分散されたアルコール分散液を作成し、波長が0.2−3μmに相当する近紫外線領域から近赤外線領域に及ぶ範囲の光に対する屈折率が、1.4−1.5の間の値を持つ第一の性質と、融点が20℃より低い第二の性質と、前記アルコールに溶解ないしは混和する第三の性質と、前記アルコールの粘度の10倍以上の粘度を持つ第四の性質と、沸点が前記金属化合物の熱分解温度より高い第五の性質とを兼備する有機化合物を、前記アルコール分散液に10重量%以下の割合で混合し、該有機化合物がアルコールに溶解ないしは混和し、該有機化合物が前記アルコール分散液と均一に混ざり合った混合液を作成する、これによって、該混合液を基材ないしは部品に塗布ないしは印刷することで該基材ないしは該部品に透明導電性膜が形成される前記混合液からなる透明導電性塗料が製造される、透明導電性塗料の製造方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 熱分解で金属を析出する金属化合物のアルコール分散液に、波長が0.2−3μmに相当する光に対する屈折率が、1.4−1.5の間の値を持つ有機化合物を混合し、透明導電性塗料を作成し、該塗料を、基材ないしは部品に塗布ないしは印刷し、基材ないしは部品を昇温し金属化合物を熱分解させる。これによって、金属結合した金属微粒子が積み重なった積層体が、基材ないしは部品に形成され、また、有機化合物が積層体の表面を覆い、金属微粒子の積層体と、積層体の表面を覆う有機化合物の被膜とからなる透明導電性膜が基材ないしは部品に形成される。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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