電磁ノイズを抑制するペーストの形成方法

開放特許情報番号
L2020001425
開放特許情報登録日
2020/7/9
最新更新日
2020/7/9

基本情報

出願番号 特願2015-113490
出願日 2015/5/18
出願人 小林 博
公開番号 特開2016-219760
公開日 2016/12/22
登録番号 特許第6715489号
特許権者 小林 博
発明の名称 電磁ノイズを抑制するペーストの形成方法
技術分野 電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 電磁ノイズを抑制するペーストを形成する方法
目的 新たな材料構造をシートに形成し、500MHzから10GHzの周波数帯域に及ぶ電磁ノイズを吸収するシートを実現する。シートの表面が絶縁性である。電磁ノイズを吸収する基材が、ミクロンレベルの厚みで面を形成する構造を持つ。安価な原料を用いて安価な費用でペーストが製造できる。
効果 従来では困難であった500MHから10GHzの電磁ノイズを吸収する。厚みが薄いが電磁ノイズを吸収する性能が高いシートを形成することができる。少ない量の扁平軟磁性粉の集まりが互いに面同士で磁気吸着して、広い面積を持ち、厚みが薄いシートを形成し、高い性能をもって効率よく電磁ノイズを吸収する。安価な製造費用で、電磁ノイズを抑制するペーストが製造できる。
技術概要
電磁ノイズを抑制するペーストを形成する方法は、硬磁性と絶縁性とを兼備する金属酸化物の微粒子の集まりを、液体からなる絶縁性の有機化合物中に析出させ、さらに、該金属酸化物の微粒子の集まりが析出した有機化合物に、該有機化合物より多い量のアルコールと、複素透磁率の虚数部がピーク値を示す周波数が軟磁性のフェライト粉より高く、かつ、該複素透磁率の虚数部の周波数特性が互いに異なる第一の特徴と、該複素透磁率の虚数部のピーク値が互いに異なる第二の特徴と、扁平粉の面積が互いに異なる第三の特徴を兼備する複数種類の合金からなる扁平形状の軟磁性粉の集まりを混合する、これによって、前記アルコールで希釈された前記有機化合物中に、前記金属酸化物の微粒子の集まりと、前記複数種類の合金からなる扁平形状の軟磁性粉の集まりとが分散された構成からなるペーストが形成される、電磁ノイズを抑制するペーストを形成する方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 硬磁性で絶縁性のマグへマイトの微粒子の集まりと、一定の粘度を持つ有機化合物のアルコール溶解液と、複素透磁率の虚数部の周波数特性と虚数部がピークとなる周波数とが互いに異なる複数種類の扁平形状からなる軟磁性粉の集まりで、ペーストを構成し、該ペーストを基材に塗布した後にアルコールを気化させると、従来では困難であった100MHz−10GHzの周波数領域に及ぶ電磁ノイズを吸収する磁気吸着した扁平軟磁性粉の集まりからなる絶縁性のシートが基材に形成される。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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