コンクリートの脱塩処理システム、再アルカリ化処理システム、並びにこれらに用いる塩分センサ及びpHセンサ

開放特許情報番号
L2020000562
開放特許情報登録日
2020/3/13
最新更新日
2020/3/13

基本情報

出願番号 特願2018-045196
出願日 2014/4/30
出願人 国立研究開発法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2018-124286
公開日 2018/8/9
登録番号 特許第6618212号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 コンクリートの脱塩処理システム、再アルカリ化処理システム、並びにこれらに用いる塩分センサ及びpHセンサ
技術分野 情報・通信、土木・建築
機能 制御・ソフトウェア
適用製品 コンクリート構造体に用いて好適なコンクリートの脱塩処理システム
目的 被検査対象のコンクリートに生じる欠損が僅少ですむと共に、コンクリート中の塩分量が定量的に且つ実時間に近い状態で把握することで、コンクリートの脱塩処理の終了時点を決定できるコンクリート構造物の脱塩処理システム及び再アルカリ化処理システムを提供する。
コンクリート構造物の脱塩処理システム及び再アルカリ化処理システムに用いて好適な、塩分センサ及びpHセンサを提供する。
効果 コンクリートの脱塩処理において不必要な電流を使用しないために、大幅な節電となると共に、陽極をコンクリート構造物の表面に仮設して用いる場合には、一ヶ所で使用する仮設用陽極の設置期間が最適化されるため、仮設用陽極を繰り返して使用してコンクリート構造物の表面全体を脱塩処理する場合の工事期間が短縮できると共に、工事費用が最適化される。
技術概要
コンクリート構造物の表面に設置された陽極と、
前記コンクリート構造物の内部に位置する鉄筋又は鉄骨を陰極として、前記陽極と当該陰極との間で直流電圧を印加する電圧印加手段と、
水酸化カルシウム飽和水溶液又はほう酸リチウム水溶液を主成分とするアルカリ性溶液を前記陽極の近傍に配置するアルカリ性溶液配置手段と、
塩分検出電極ワイヤと、前記コンクリート構造物の表面に設けられたセンサ挿入穴に挿入された前記塩分検出電極ワイヤの検知信号を入力して、前記コンクリート構造物の塩分が減少して鉄筋又は鉄骨の不動態領域に安定化したか判断し、前記鉄筋又は鉄骨の不動態領域に安定化するまで、前記電圧印加手段による給電と前記アルカリ性溶液配置手段によって前記陰極となる鉄筋又は鉄骨の近傍から陽極側への塩素イオンの電気泳動を継続する脱塩処理制御手段と
を備え、
前記塩分検出電極ワイヤは、銀、銅、鉛、水銀からなる群から選ばれた少なくとも一つの金属からなる線材を塩化物処理してなり、直径0.1mm以上、3mm以下であって、前記センサ挿入穴に直接挿入して用いられる、
コンクリート構造物の脱塩処理システム。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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