絶縁性とガスの不透過性とを兼備する保護膜で希土類磁石を覆う方法

開放特許情報番号
L2019002350
開放特許情報登録日
2019/12/23
最新更新日
2019/12/23

基本情報

出願番号 特願2015-126024
出願日 2015/6/5
出願人 小林 博
公開番号 特開2017-005234
公開日 2017/1/5
登録番号 特許第6504704号
特許権者 小林 博
発明の名称 絶縁性とガスの不透過性とを兼備する保護膜で希土類磁石を覆う方法
技術分野 電気・電子、機械・加工、金属材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 モータに用いられる希土類磁石に、渦電流損失を低減させる絶縁性と、水蒸気や大気などのガスを透過しない性質とを兼備する保護膜を形成すること
目的 希土類磁石を覆う保護膜は、第一に絶縁性であり、第二にガスを遮断し、第三にごく薄い厚みの皮膜で、第四に磁石に強固に結合し、第五に磁石表面の物理的欠陥層を保持し、第六に磁石の形状や大きさに拘わらず同一の製法で保護膜が形成でき、第七に安価な原料を用いて、安価な費用で保護膜が形成できる。希土類磁石の表面の全体が、これら7つの要件を満たす保護膜で覆われる希土類磁石を実現する。
効果 保護膜を形成する懸濁液の原料になり、希土類磁石の表面全体が、磁気吸着したマグヘマイトの微粒子の多層構造で覆われ、マグヘマイトの微粒子の多層構造が有機化合物の被膜で覆われる構成からなる保護膜が、希土類磁石の表面の全体を覆う。これによって、保護膜が形成された希土類磁石は高い絶縁性を示し、また、保護膜は外界を遮断して内部にある希土類磁石の表面に水蒸気や大気などのガスを一切供給しない。
技術概要
希土類磁石の表面の全体を保護膜で覆う方法は、液体からなる絶縁性の有機化合物中に硬磁性と絶縁性とを兼備する金属酸化物の微粒子の集まりを析出させ、該有機化合物に、該有機化合物より多い量のアルコールを混合して懸濁液を作成し、該懸濁液を希土類磁石に塗布し、該希土類磁石を昇温して前記アルコールを気化させる、これによって、前記希土類磁石の表面の全体に、前記金属酸化物の微粒子の集まりが磁気吸着するとともに、該磁気吸着した金属酸化物の微粒子の集まりが前記有機化合物の被膜で覆われる、希土類磁石の表面の全体を保護膜で覆う方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 希土類磁石の表面に、ナフテン酸鉄のアルコール分散液に有機化合物を混合した混合液を吸着させ、該ナフテン酸鉄を熱分解して酸化第一鉄の微粒子を希土類磁石の表面に析出させ、該酸化第一鉄をマグへマイトに酸化し、希土類磁石の表面全体を磁気吸着したマグへマイトの微粒子の集まりで覆う。これによって、希土類磁石の表面全体が、絶縁性とガスの不透過性とを兼備する保護膜で覆われる。

登録者情報

登録者名称 小林 博

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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