複合材料用ドリル並びにそれを用いた機械加工方法及び機械加工装置

開放特許情報番号
L2019001946
開放特許情報登録日
2019/11/8
最新更新日
2019/11/8

基本情報

出願番号 特願2013-046279
出願日 2013/3/8
出願人 福井県
公開番号 特開2014-172120
公開日 2014/9/22
登録番号 特許第5476590号
特許権者 福井県
発明の名称 複合材料用ドリル並びにそれを用いた機械加工方法及び機械加工装置
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造
適用製品 貫通穴側面に層間剥離もしくは貫通面に表層剥離を発生させない高品位の貫通穴を形成することができる複合材料用ドリル
目的 穿孔加工時に切屑が盛り上がるように溶着固化することを抑制するとともに、被加工材にバリや層間剥離をほとんど発生させずに高品位の貫通穴を穿孔加工することが可能な複合材料用ドリルを提供する。
効果 下穴加工をテーパ部により行うことで切削抵抗を低く抑えて拡径しながら加工するため、貫通穴出口周辺にバリが生じにくく、さらに被加工材の板厚方向にかかるスラスト力も低減する。そのため、積層構造のCFRTPを穿孔加工する場合に、積層境界面に対する剥離力が減少して層間剥離が生じにくくなる。
技術概要
繊維強化複合材料を少なくとも一部に含む被加工材に穿孔する複合材料用ドリルであって、先端切れ刃が形成された先端部と、前記先端部の後端側に連接して形成されるとともに先端側外径及び当該先端側外径よりも大径の後端側外径の径差でテーパ形状に形成されたテーパ部と、前記テーパ部の後端側に連接して形成されるとともに前記テーパ部の前記後端側外径よりも大径の仕上げ加工径が形成可能となるように全体が同径に形成されたストレート部とを有し、前記テーパ部の外周には、螺旋状にねじれた切屑排出溝が形成されているとともに当該切屑排出溝の前記ストレート部側の端縁に沿って外周切れ刃が形成されて連続的に穿孔径が大きくなるように設定されており、前記外周切れ刃により切削動作が行われるようにドリルを回転させることで、切削動作により生じた切屑を前記切屑排出溝内において穿孔方向に向かうように誘導することを特徴とする複合材料用ドリル。
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【有】   
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