目的
未固溶の炭化クロムの残留量をできるだけ抑制して耐食性を向上させた耐食性ステンレス鋼の製造方法を提供する。
効果
ステンレス鋼を熱間圧延、焼鈍後冷間圧延する熱処理工程と、熱処理されたステンレス鋼を不活性ガス雰囲気中で950℃以上の温度で10分間以上加熱後焼入して炭化クロム量を0.3重量%未満とする焼入処理工程と、焼入処理されたステンレス鋼を不活性ガス雰囲気中で450℃以下の温度で10分間未満焼戻する焼戻処理工程とを備えたことで、耐食性に優れた耐食性ステンレス鋼を製造することができる。
技術概要
化学組成が、C 0.16〜0.40質量%、Cr 11.5〜14質量%、Si 0.5質量%以下、Mn 0.5質量%以下を含み残部がFeおよび不可避的不純物からなるステンレス鋼を熱間圧延、焼鈍後冷間圧延する熱処理工程と、熱処理された前記ステンレス鋼を不活性ガス雰囲気中で950℃以上の温度で10分間以上加熱後焼入して炭化クロム量を0.3質量%未満とする焼入処理工程と、焼入処理された前記ステンレス鋼を不活性ガス雰囲気中で450℃以下の温度で10分間未満焼戻する焼戻処理工程と、焼戻処理された前記ステンレス鋼を用いて織機部品に形成する部品形成工程とを備えたことを特徴とする織機部品の製造方法。