出願番号 |
特願2009-124860 |
出願日 |
2009/5/25 |
出願人 |
福井県 |
公開番号 |
特開2010-270420 |
公開日 |
2010/12/2 |
登録番号 |
特許第5326170号 |
特許権者 |
福井県 |
発明の名称 |
繊維束の開繊方法及び開繊糸シート並びに繊維補強シートの製造方法 |
技術分野 |
繊維・紙、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
繊維束の開繊方法、及び繊維束を開繊して得られた開繊糸シート、並びに開繊糸シートに樹脂材料を付着又は含浸させた繊維補強シートの製造方法 |
目的 |
集束本数が増加した繊維束に対しても適用可能であって、繊維を均一に分散させて開繊幅が広く厚みが均一で薄い開繊糸シートを連続して形成することができる開繊方法、及び炭素繊維束を用いた開繊糸シート、並びに本開繊方法によって得られた開繊糸シートに樹脂材料を付着又は含浸させた力学的特性に優れる繊維補強シートの製造方法を提供する。 |
効果 |
開繊領域Aiで生じる繊維束の繊維の分散による幅方向の移動現象を上流側の拡張領域Biに及ぼして各繊維を徐々に幅方向に移動させる予備開繊を行うことで繊維を開繊領域Aiで均一に分散させて開繊幅を所定幅に拡大して厚みを均一化する作用を続けて行うことができ、繊維束を繊維分散性の良い状態で幅広に開繊することができる。 |
技術概要
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多数の繊維からなる繊維束を繊維長方向に搬送し、前記繊維が幅方向に移動可能に設定された可動領域において前記繊維束中に流体を通過させることで繊維を撓ませながら幅方向に移動させて開繊する繊維束の開繊方法であって、
前記可動領域に、前記繊維束中に流体を通過させることで繊維を撓ませながら幅方向に移動させて開繊幅Wiに開繊する開繊領域Ai(i=1,・・・,n)及び前記開繊領域Aiに対応して搬送方向上流側に設定されるとともに当該開繊領域Aiの前記繊維の幅方向の移動に伴って前記繊維束の幅が末広がりに拡張する拡張領域Bi(i=1,・・・,n)からなる対の領域群Si(i=1,・・・,n)を前記繊維束の搬送方向にn(n≧2)個配列して、前記領域群Siを順次通過するように前記繊維束を搬送させて開繊することを特徴とする繊維束の開繊方法。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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