高耐食性マグネシウム系材料及びその製造方法、並びに、マグネシウム系材料の表面処理方法

開放特許情報番号
L2019001552
開放特許情報登録日
2019/9/6
最新更新日
2019/9/6

基本情報

出願番号 特願2012-280479
出願日 2012/12/25
出願人 学校法人 芝浦工業大学
公開番号 特開2014-125639
公開日 2014/7/7
登録番号 特許第6115912号
特許権者 学校法人 芝浦工業大学
発明の名称 高耐食性マグネシウム系材料及びその製造方法、並びに、マグネシウム系材料の表面処理方法
技術分野 金属材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 耐食性が向上されたマグネシウム系材料及びその製造方法、並びに、マグネシウム系材料の表面処理方法
目的 従来よりも耐食性向上効果の高い皮膜を有するマグネシウム系材料を提供する。耐食性向上効果の高い皮膜を形成することができ、かつ、低コストで大型部材にも対応可能な表面処理方法及びこれを備えるマグネシウム系材料の製造法を提供する。
効果 化学的安定性の高い水酸化マグネシウムに、環境中で腐食要因となるアニオンを取り込むことのできるAl-Mg系層状複水酸化物を適正量組み合わせた皮膜を有し、この皮膜により高い耐食性を有する。
技術概要
マグネシウム系材料の製造方法であって、
マグネシウム又はマグネシウム合金からなる基材を、温度150〜170℃、圧力0.4〜0.9MPaの処理液蒸気に接触させて、前記基材表面上に皮膜を形成する工程を含み、
前記処理液は、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、フッ化物塩の少なくともいずれかを1mM〜1Mの濃度で含む水溶液であり、
前記皮膜は、水酸化マグネシウム(Mg(OH)↓2)と、次式で示されるMg-Al系層状複水酸化物とからなり、
皮膜表面についてなされるX線回折の回折ピークについて、前記水酸化マグネシウムの(101)面のピーク強度(X)と、前記Mg-Al系層状複水酸化物の(003)面のピーク強度(Y)との比(Y/X)が、0.05〜0.3である、マグネシウム系材料の製造方法。
【化1】

(式中、陰イオンであるA↑(n-)は、炭酸イオン(CO↓3↑(2-))、硝酸イオン(NO↓3↑-)、フッ素イオン(F↑-)の少なくともいずれかである)
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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