予測調整型サスペンション制御システム

開放特許情報番号
L2019000898
開放特許情報登録日
2019/6/19
最新更新日
2022/9/21

基本情報

出願番号 特願2019-031119
出願日 2019/4/25
出願人 公立大学法人広島市立大学
公開番号 特開2020-132063
公開日 2020/8/31
登録番号 特許第7127839号
特許権者 公立大学法人広島市立大学
発明の名称 予測調整型サスペンション制御システム
技術分野 輸送、情報・通信
機能 機械・部品の製造
適用製品 寝台付き福祉車両や救急救命車両に用いられる架台のサスペンション制御システム
目的 患者の搬送走行中において、凹凸のある道路箇所を通過する場合においても、患者が横臥する架台に発生する振動や衝撃を低減することができる、予測調整型サスペンション制御システムを提供する。
効果 福祉車両や救命救急車両の患者搬送走行中に、凹凸のある道路箇所を通過する前に、車両の緯度LAT、経度LNG、移動速度V、3軸加速度ACC、搬送中の患者の体重のデータを基に予め算出保存していた当該道路箇所に対応するバネ定数Kと粘性係数Cの最適値を取得し、凹凸箇所を通過する前に、それらの最適値をサスペンション装置に設定することで、凹凸のある当該箇所を通過する際の架台の振動や衝撃を効果的に抑制することが可能となり、患者への身体的ダメージの発生を防止することができる。
技術概要
福祉車両や救命救急車両の患者搬送走行中において、自車両の位置、移動速度、3軸方向加速度、患者の体重を測定する計測部と、これらの計測データをネットワークサーバに送信する車両側通信部と、これらの計測データを受け取るサーバ側通信部と、受け取ったこれらの計測データを保存する記録部と、受け取ったこれらの計測データから道路凹凸箇所を検出する検出部と,検出された凹凸箇所について架台の振動を抑制するためのサスペンション装置のバネ定数と粘性係数の最適値を求める算出部と、検出された道路凹凸箇所とそれに対応するバネ定数と粘性係数の最適値を保存する記憶部と、車両からリアルタイムで受信する前記自車両の位置、移動速度、3軸方向加速度から通過が予想される道路凹凸箇所を予測する予測部と、サーバから受け取った前記バネ定数と粘性係数の最適値を用いて架台のサスペンション装置のバネ定数と粘性係数を調節する制御部を車両側に備え、当該道路箇所を通過する際には制御部で架台のサスペンション装置のバネ定数と粘性係数を予め最適値に調整して、架台の振動を抑制することを特徴とする予測調整型サスペンション制御システム。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 以下の要素@、Aで構成される、振動吸収性に優れた、救急搬送車両用のセミアクティブ防振装置。
@サーバ等に予め蓄えられている、道路箇所に対応した車両走行時の振動に関するビッグデータを解析し、振動の発生位置、卓越周波数、振動のレベルを特定する。
A通過が予定される道路箇所の上記振動データに基づいて、車両速度、被搬送患者の体重を考慮したサスペンションの最適特性を実時間で決定&制御する。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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