羊膜間葉系幹細胞の調製方法および単離された羊膜間葉系幹細胞集団

開放特許情報番号
L2019000845
開放特許情報登録日
2019/6/14
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2013-545972
出願日 2012/11/22
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 WO2013/077428
公開日 2013/5/30
登録番号 特許第6243738号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 羊膜間葉系幹細胞の調製方法および単離された羊膜間葉系幹細胞集団
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 哺乳動物の羊膜由来の間葉系細胞から、間葉系幹細胞集団を調製する方法および単離された羊膜間葉系幹細胞集団
目的 哺乳動物の羊膜由来の間葉系細胞から、効率よく簡便に、長期間にわたり継代培養可能な増殖能と高い分化能を兼ね備えた間葉系幹細胞集団を調製する方法を提供する。
効果 高い分化能と増殖能を有する羊膜間葉系幹細胞集団を、哺乳動物の羊膜由来間葉系細胞から効率よく簡便に調製することを可能とする。また、本発明に係る方法により調製された羊膜間葉系幹細胞集団を用いることにより、倫理的問題が少なく、かつ、他家移植による免疫拒絶反応が少ない安全な再生医療が可能となる。さらに本発明の羊膜間葉系幹細胞集団は、肝硬変時に起こる肝小葉の線維化を軽減する効果も有する。
技術概要
(A)哺乳動物の羊膜から間葉系細胞の細胞集団を採取するステップと、
(B)前記間葉系細胞の細胞集団について、
(b1)フローサイトメーターを用いて前方散乱光および側方散乱光を検出し、前記間葉系細胞の細胞集団全体の85〜95%が示されるように二次元分布図を作成し、
(b2)前記二次元分布図上に、前方散乱光の強度に基づいて、四角形の3分割ゲートを設定する
ことにより選択された細胞を分取するステップと、
(C)前記分取された細胞を2580/cm↑2の細胞濃度において播種し、2〜3日間初期培養した後、継代培養するステップと
を含む、羊膜間葉系幹細胞集団を調製する方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明の方法は、長期間にわたり継代培養することができ、かつ、軟骨、骨、心筋および肝細胞への高い分化能を有する羊膜由来間葉系幹細胞を調製できるものであることが示された。また、本発明方法より調製した羊膜由来間葉系肝細胞には肝硬変で生じる肝臓の線維化を軽減する効果があることが明らかである。本発明は、再生医療分野などにおいて利用される羊膜由来間葉系幹細胞の効率的な調製に極めて有用な手段を提供するものである。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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