出願番号 |
特願2015-547195 |
出願日 |
2015/4/14 |
出願人 |
多田 雅史 |
公開番号 |
WO2015/159894 |
公開日 |
2015/10/22 |
登録番号 |
特許第5885114号 |
特許権者 |
多田 雅史 |
発明の名称 |
冷熱発電システム、冷熱発電システムを備えるエネルギシステム、冷熱発電システムの利用方法、及びエネルギシステムの利用方法 |
技術分野 |
機械・加工、電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
LNG等の極低温流体の冷熱エネルギーによる冷熱発電システム |
目的 |
冷熱利用システムは、極低温の液化ガスに含まれる「冷熱エネルギー」を電力等に変換して利用するためのシステムです。極低温液化ガスは、例えば、液化天然ガス(LNG)では−162℃の低温状態であり、大きな冷熱エネルギーを保有していますが、従来、冷熱エネルギーは回収されずに廃棄されていました。本システムの利用により、冷熱エネルギーを高効率に電力として回収、つまり、未利用エネルギーを電力に変換利用することができます。 |
効果 |
電力への変換は、液化ガスを超臨界圧に昇圧して、ランキンサイクル方式の1次発電と直接膨張方式の2次発電によって、液化ガスの温度エネルギーと圧力エネルギーを最適条件で活用するものです。この際、『エクセルギー解析』の概念を適応することにより、冷熱発電システムの最高発電効率点を求めることができました。熱力学上、低温の液化ガスの冷熱エネルギーはエクセルギーによる評価が適切です。 |
技術概要
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本願発明は、液化ガスの冷熱エネルギーを有効利用するため、冷熱エネルギーを電力に変換する方法において、最高発電効率点を求めるために創作されたものである。その際、冷熱エネルギーの評価方法として、『エクセルギー解析』により最高発電効率点を特定しているため、熱利用サイクルを使用する限り、理論上、本願に関する技術以上の発電効率点は存在しない。すなわち、冷熱エクセルギーの変換式において、温度エクセルギーと圧力エクセルギーの変換割合を見直すことにより、最高発電効率点が導き出され、その変換割合を変更する方法は、液化ガスの気化圧力の設定により、一義的に決めることができる。従来、最高発電効率点の存在が指摘されていたが、特定されていなかったものを、『エクセルギー解析』により、特定した。具体的には、貯蔵タンクに貯蔵された低温の液化ガスと、この液化ガスよりも高温の1次発電装置の作動流体とから構成されるランキンサイクル方式及び気化されたガスによる直接膨張方式を併用する2流体サイクルを利用して、低温の液化ガスの冷熱エネルギーを1次発電装置及び2次発電装置において電力に変換するものである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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