繊維状タンパク質材料の作製方法、および細胞培養方法
- 開放特許情報番号
- L2018002004
- 開放特許情報登録日
- 2018/9/13
- 最新更新日
- 2020/1/27
基本情報
出願番号 | 特願2016-540188 |
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出願日 | 2015/7/31 |
出願人 | 国立大学法人千葉大学 |
公開番号 | |
公開日 | 2016/2/11 |
登録番号 | |
特許権者 | 国立大学法人千葉大学 |
発明の名称 | 細胞培養方法 |
技術分野 | 繊維・紙、食品・バイオ、有機材料 |
機能 | 材料・素材の製造 |
適用製品 | 繊維状タンパク質材料の作製方法およびそれを利用した細胞培養方法 |
目的 | (1)作製する組織体の中に細胞が高密度に包埋され、
(2)細胞外基質成分を任意に細胞と接触させることができ、 (3)作製する組織体の3次元的形態を任意に制御可能とし、 (4)細胞培養用ハイドロゲルを除去した後であっても組織体の形状が維持され、 (5)組織体内部における細胞の効率的な増殖と細胞同士の相互作用の形成を可能とし、 (6)組織体内部への細胞の均一な播種を可能とする、という条件を全て満たすような3次元的細胞培養を可能とする、繊維状タンパク質材料を得るための手法を提供。 |
効果 | 流路構造を用いることで、複雑な装置や操作を必要とせずに、径が数マイクロメートル〜50マイクロメートル程度の微小な繊維状タンパク質材料を作製することを可能とし、さらにその径を自由に調節することを可能とする。特に、通常は水溶性のタンパク質から繊維状の材料を直接作製することは困難であるが、アルギン酸ハイドロゲルによって形状を安定化した後に内部に含まれるタンパク質を架橋し、その後アルギン酸を除去する、というプロセスを利用することによって、スタンドアロンの繊維状タンパク質材料の作製を可能とする。 |
技術概要![]() |
アルギン酸ナトリウムおよびタンパク質が溶解された第一の水溶液を導入するための少なくとも一つの入口A1〜Am(m≧1)と、
ゲル化剤水溶液を導入するための少なくとも一つの入口G1〜Gn(n≧1)と、 入口A1〜Amおよび入口G1〜Gnにそれぞれ接続される入口流路CA1〜CAmおよびCG1〜CGnと、 入口流路CA1〜CAmおよび入口流路CG1〜CGnが同時あるいは段階的に合流する合流流路Mと、 合流流路Mの下流に存在する出口O を有する流路構造Xに対し、 前記第一の水溶液および前記ゲル化剤水溶液をそれぞれ流路構造Xに連続的に導入し、 流路構造Xの内部において、前記第一の水溶液を連続的にゲル化してハイドロゲルを形成し、 その後、流路構造Xの外部あるいは内部において、前記ハイドロゲルに含まれる前記タンパク質を化学的に架橋し、さらに前記ハイドロゲルに含まれるアルギン酸を除去する 繊維状タンパク質材料の作製方法。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【否】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
関連特許 |
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