グリコールリグニンの製造方法及びそのシステム

開放特許情報番号
L2018001277
開放特許情報登録日
2018/6/18
最新更新日
2021/7/28

基本情報

出願番号 特願2017-047161
出願日 2017/3/13
出願人 国立研究開発法人森林研究・整備機構
公開番号 特開2017-197517
公開日 2017/11/2
登録番号 特許第6890821号
特許権者 国立研究開発法人森林研究・整備機構
発明の名称 グリコールリグニンの製造方法及びそのシステム
技術分野 有機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 グリコールリグニンの製造方法、製造するためのシステム
目的 高付加価値材料の原料として使用することができるグリコールリグニンを、プラントスケールにて、安全に製造することができる製造方法の提供。
効果 本発明のグリコールリグニンの製造方法によれば、高付加価値材料の原料として使用することができるグリコールリグニンを、プラントスケールにて、安全に製造することができる。また、本発明のグリコールリグニンを製造するためのシステムによれば、農山村地域にも設置可能であり、高付加価値材料の原料として使用することができるグリコールリグニンを、プラントスケールで、安全に製造することができる。
技術概要
(a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、(b)前記加溶媒分解工程後の反応混合物と希アルカリとを混合した後、グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、(c)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、(d)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離する工程と、(e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和する工程と、(f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、(g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程とを含む、グリコールリグニンの製造方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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