内燃機関の弁駆動機構

開放特許情報番号
L2018000666
開放特許情報登録日
2018/4/3
最新更新日
2019/1/31

基本情報

出願番号 特願2017-076615
出願日 2017/4/7
出願人 井尻 正裕
公開番号 特開2018-178798
公開日 2018/11/15
登録番号 特許第6190997号
特許権者 井尻 正裕
発明の名称 内燃機関の弁駆動機構
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造
適用製品 4サイクル内燃機関の弁駆動機構
目的 【課題】内燃機関により駆動する容積型ポンプが発生する油圧により弁シリンダを周期的に作動させてガス交換弁を開閉作動する往復動機関は、クランク軸の2回転に1回の弁作動を行うので油圧回路に切替え手段が必要となる、容積型ポンプのハウジングに油圧通路を設けると放射状配置となる、設置できる油圧回路数が制約される等の問題点がある。
効果 4サイクル内燃機関で駆動する容積型ポンプは、ロータと、管状のカムと、ロータの回転軸に設けたベーンまたはプランジャとで構成し、カムを共用して多数の油圧回路を配置できる簡素な構造で、油圧供給手段の信頼性が高く、小型で安価に製作できる効果がある。
クランク軸に設けた駆動車と前記容積型ポンプに設けた従動車による二分の一の減速により、発生する油圧を対応する弁シリンダに供給するので、油圧回路の切替え手段が不要となる効果がある。
技術概要
4サイクル内燃機関にて駆動する容積型ポンプを備え、容積型ポンプが発生する油圧により弁シリンダを周期的に作動させ、弁シリンダが1本または複数のガス交換弁を開閉作動する往復動機関において、
出力手段、容積型油圧供給手段、および回転伝動手段から成る内燃機関の弁駆動機構であって、
出力手段は、
弁シリンダと、クランク軸と、クランク軸に連動する少なくとも一つのピストンと、シリンダと、を備え、
回転伝動手段は、
クランク軸に設けた駆動車と、有効径が駆動車の2倍の容積型ポンプのロータに設けた従動車と、を備え、
容積型油圧供給手段は、
容積型ポンプと、回転継手と、を備え、
容積型ポンプは、
管状のカムの内側に、基準プロフィールと1個のカムプロフィールを設け、カムの内周面を摺動する複数のベーンまたはプランジャをロータに設け、
ロータは、複数のベーンまたはプランジャで発生する各油圧を移送する油圧中継路を備え、回転継手は、ロータの外周面またはロータハウジングの内周面に各油圧中継路に対応する周方向無端溝を設け、
各周方向無端溝は弁シリンダと油圧通路にて連通することを特徴とする内燃機関の弁駆動機構。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 小型で簡素な構成で、バルブタイミングを無断調整できる油圧式弁駆動機構。
PCT出願(優先権主張、出願日)2017/4/7

登録者情報

登録者名称 井尻 正裕

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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