水溶性の放射性セシウムの不溶化方法、この方法に用いる不溶化剤並びにこの方法によって得られるセメント硬化体及びコンクリート

開放特許情報番号
L2018000383
開放特許情報登録日
2018/2/21
最新更新日
2018/2/21

基本情報

出願番号 特願2013-164276
出願日 2013/8/7
出願人 国立研究開発法人国立環境研究所
公開番号 特開2013-231742
公開日 2013/11/14
登録番号 特許第5610412号
特許権者 国立研究開発法人国立環境研究所
発明の名称 水溶性の放射性セシウムの不溶化方法、この方法に用いる不溶化剤並びにこの方法によって得られるセメント硬化体及びコンクリート
技術分野 情報・通信、化学・薬品、無機材料
機能 環境・リサイクル対策
適用製品 水溶性の放射性セシウム(Cs)の安定的な不溶化剤と不溶化技術
目的 水溶性の放射性Csの不溶化剤、及び水溶性の放射性Csの不溶化方法を提供する。
効果 廃棄物焼却施設などから発生する放射性Csの除去、不溶化、放射性Cs含有焼却飛灰の適正な処理方法が確立される。より具体的には、除染により生じた可燃性廃棄物の焼却灰、特定廃棄物(対策地域内廃棄物と指定廃棄物)、放射能汚染した可燃性物質の焼却灰、及び福島第一原子力発電所廃炉に伴う放射能汚染した廃棄物のうち、特に、水溶性Csを含有する焼却飛灰などをセメントにより固型化する際に極めて有効な技術となる。
技術概要
少なくとも、
放射性セシウムを水に溶出させる工程、
フェロシアン化ニッケルを含む水溶性の放射性セシウムの不溶化剤を前記放射性セシウムが溶出した溶液に共存させ、前記放射性セシウムを前記フェロシアン化ニッケルに吸着させる工程、
少なくとも水溶性の放射性セシウムを含む高いpH=11.0以上を示す物質中の塩化カルシウムおよび水酸化塩化カルシウムの総和を、0.1mass%〜40mass%の範囲において、セメントの水和によっても消費しきれない過剰量の塩化カルシウムを含有させる制御をする工程、
を含み、
それら工程の後に、
セメント系材料を添加し、固型化させることを特徴とする
水溶性の放射性セシウムの不溶化方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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