ホログラフィック顕微鏡、微小被写体のホログラム画像記録方法、高分解能画像再生用ホログラム作成方法、および画像再生方法

開放特許情報番号
L2018000195
開放特許情報登録日
2018/1/29
最新更新日
2018/1/29

基本情報

出願番号 特願2012-523912
出願日 2011/7/7
出願人 公立大学法人兵庫県立大学
公開番号 WO2012/005315
公開日 2012/1/12
登録番号 特許第5444530号
特許権者 公立大学法人兵庫県立大学
発明の名称 ホログラフィック顕微鏡、微小被写体のホログラム画像記録方法、高分解能画像再生用ホログラム作成方法、および画像再生方法
技術分野 情報・通信
機能 機械・部品の製造
適用製品 ホログラフィック顕微鏡、微小被写体のホログラム画像記録方法、高分解能画像再生用ホログラム作成方法、および画像再生方法
目的 簡単な構成により、開口数の大きい複素振幅インラインホログラムをワンショットでかつ結像レンズを用いることなく記録できる微小被写体のホログラム画像記録方法を提供し、受光素子の画素間隔による制限を超える分解能かつ歪みのない画像を再生できる高分解能画像再生用ホログラム作成方法を提供し、サンプリング点数の増加に伴う計算量の増大に対応することができる画像再生方法を提供し、さらにこれらの方法を用いて高速にホログラムを記録し再生して微小被写体の動きを観察することができるホログラフィック顕微鏡を提供する。
効果 照明光として球面波光を用いて記録したオフアクシスホログラムに、空間ヘテロダイン変調の処理を含む除算処理によって参照光成分を除去するので、開口数の大きい複素振幅インラインホログラムをワンショットで記録できる。また、結像レンズを用いないので、画像に歪みがなく、受光素子の画素間隔による分解能の制限を超える画像拡大ができ、微小ホログラムへの分割と合成によってサンプリング点数の縮約を行うので計算量を削減して高速に画像を再生できる。
技術概要
本発明のホログラフィック顕微鏡は、画像記録部と、画像再生部と、を備え、画像記録部は、コヒーレント光を放射する光源と、照明光、参照光、および物体光の伝播を行う光学系と、参照光および物体光の光強度を記録する受光素子と、光源と光学系とが作るインライン球面波光とオフアクシス参照光との干渉縞を受光素子で記録し、記録した干渉縞に空間周波数フィルタリングを適用してオフアクシス参照光を記録した複素振幅インラインホログラムを求める参照光波取得部と、光源と光学系とによって、インライン球面波光と同じ焦点を持つ球面波光を照明光として用いて微小被写体を照明し、その微小被写体から放たれる物体光を、オフアクシス参照光を用いて受光素子により記録したオフアクシスホログラムに、空間周波数フィルタリングを適用して複素振幅オフアクシスホログラムを求める複素振幅取得部と、を備え、複素振幅取得部で求めた複素振幅オフアクシスホログラムのデータを参照光波取得部で取得した複素振幅インラインホログラムのデータによって除算処理することにより複素振幅オフアクシスホログラムから参照光成分を除去した複素振幅インラインホログラムを生成して記録することを特徴とする。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 兵庫県公立大学法人

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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