被検溶液のpH測定方法及びpH測定装置

開放特許情報番号
L2017002251
開放特許情報登録日
2017/12/11
最新更新日
2017/12/11

基本情報

出願番号 特願2015-069185
出願日 2015/3/30
出願人 国立大学法人高知大学
公開番号 特開2016-188818
公開日 2016/11/4
登録番号 特許第6164753号
特許権者 国立大学法人高知大学
発明の名称 被検溶液のpH測定方法及びpH測定装置
技術分野 情報・通信
機能 機械・部品の製造
適用製品 被検溶液のpHを測定する方法、及びpHの測定装置
目的 高塩分濃度被検体液や塩分汚濁被検体液のみならず低塩分濃度被検体液のような各種被検溶液のpHを測定する際、ガラス電極や比較電極の内部液の塩化カリウムの濃度や液温によるpHの変化を補償して、真のpHとの間に誤差を生じさせず、簡便で、高い精度で厳密かつ正確な被検溶液のpH測定方法、及びそれに使用される簡素なpHの測定装置を提供する。
効果 本発明の被検溶液のpH測定方法は、高塩分濃度被検体液、特に海洋の表層・深部の海水や、汽水湖の湖水のような被検溶液のpHを、高い精度で厳密かつ正確に、再現性良く簡便に測定することができるものである。また、高塩分濃度被検体液のみならず、河川湖沼等の淡水被検体液や、プラントの塩分汚濁被検体液のような各種被検溶液のpHを、精度良く厳密かつ正確に測定できるようになる。
技術概要
被検溶液の液温を検出する工程と、
塩化カリウム及びガラス電極用緩衝液が含有されたガラス電極内部液を内包したガラス電極と、塩化カリウム及び比較電極用緩衝液が含有された比較電極内部液を内包した比較電極とからなる一対の電極を用い、前記比較電極用緩衝液の固有pH値を、前記液温に応じ、前記比較電極用緩衝液の補正pH値へ演算し、前記比較電極内部液の電位変化値を、それの前記塩化カリウムの濃度に応じ演算し、その電位変化値から、前記液温に応じ、前記比較電極内部液の控除pH値へ演算した後、前記比較電極用緩衝液の補正pH値から、前記比較電極内部液の控除pH値を補償して、前記比較電極内部液の補償pH値を演算する工程と、
前記被検溶液中で前記電極間に生じた電圧を検出する工程と、
前記比較電極内部液中の前記塩化カリウムの濃度と前記被検溶液の液温とで補償しつつ前記電圧から、前記液温に応じ、pH差を演算した後、前記比較電極内部液の補償pH値に基づき、前記pH差から、前記被検溶液のpH値を検知する工程とを、
有していることを特徴とする被検溶液のpH測定方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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