技術概要
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計測基準物と、計測対象物との両方が移動しているときに、計測点と計測対象点との距離を計測する計測装置であって、時刻t,t+1の計測値として、計測基準物の位置P↓t,P↓(t+1)及び計測対象物に対する計測基準物の方向D↓t,D↓(t+1)を示す位置方向情報が入力され、計測基準物の位置P↓t,P↓(t+1)について時刻t,t+1の差分ΔP↓(t+1)、及び、計測基準物の方向D↓t,D↓(t+1)について時刻t,t+1の差分Δφ↓(t+1),Δθ↓(t+1)(但し、φ↓(t+1)がX軸及びY軸上での方向、θ↓(t+1)がX軸、Y軸及びZ軸上での方向)を式(1)に示すように動座標基底ベクトルE1↓(t+1),E2↓(t+1),E3↓(t+1)に分解することで、微分形式の動座標系で方向の変化を示す角度Δφ↓(t+1),Δθ↓(t+1)を算出する角度算出手段と、式(2)及び式(3)で表される距離算出式により、動座標基底ベクトルE1↓(t+1),E2↓(t+1),E3↓(t+1)と、角度Δφ↓(t+1),Δθ↓(t+1)とに基づいて、微分形式の動座標系で計測点と計測対象点との距離r↓(t+1)を算出する距離算出手段と、を備える。 |