出願番号 |
特願2011-100003 |
出願日 |
2011/4/27 |
出願人 |
長尾 太文 |
公開番号 |
特開2012-228856 |
公開日 |
2012/11/22 |
登録番号 |
特許第5700213号 |
特許権者 |
長尾 太文 |
発明の名称 |
筆記具および、その製造方法 |
技術分野 |
機械・加工、生活・文化 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
ボールペンやタッチペン(スタイラスペン)などの筆記具 |
目的 |
カード社会が進展する中で、財布などには様々なカードを収納するカード入れが複数設けられている。その一つに筆記具を収納して携帯できれば、いかなる場合でも筆記に困らなくなる。ただし、カード形状のままでは握り難いため、市販される棒状の筆記具のような立体形状に変形できる構造を考案した。このような筆記具は、予期せぬ降雨に備える『置き傘』に類似した新たなニーズを掘り起こして社会に普及する可能性がある。 |
効果 |
扁平形態にて付属品(キャップ等)を取り付けると一般的なカード形状になるため、財布等のカード入れに収納して携帯すれば、いつでも筆記できるようになる。そして、筆記する際には、ペン先が角柱状の筆記軸の中心線上に配置される立体形態となるため、握り易く、市販の棒状の筆記具と同等の筆記感が得られる。また、左の説明図に示すように一体成形されたプラスチック部品に筆記体を挟んで接着すれば、部品2点で単に製造できる。さらに、カード形状(扁平形態)では平坦な表面に効果的な広告表示を行えるため、魅力的なノベルティグッズになり得る。 |
技術概要
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ヒンジ線(ヒンジ部)に沿って折り曲げ可能なボード(可折ボード)は、筆記体(例えばボールペンの替芯)を保持するホルダの側面に連結し、ループ状の構造を有している。この可折ボードが、扁平形態では2つ折りにされる一方、立体形態ではホルダの両面に覆い被さって角柱状(例えば4角柱状や6角柱状)の筆記軸を形成することにより、カード状の扁平形態から握り易い立体形態への変形を簡単に行える筆記具を実現できる。このような筆記具では、扁平形態にて付属品(キャップやカバー)を装着すると一般的なカード形状となるため、財布等のカード入れに収納が可能で携帯に便利である。そして、筆記の際には、ペン先が筆記軸の中心線上に配置される立体形状に変形できるため、市販される棒状の筆記具と同等の筆記感が得られる。
以上の特徴を持つ筆記具は、例えばボールペンとして作製した試作品の動画(下の「イメージ図」のアニメーションGIFファイル)のように立体形状からカード形状に変形できる。なお、この試作品においてペン先を導電性樹脂等に代えれば、スマートフォン等のタッチペン(スタイラスペン)として機能させることが可能である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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