優れた白紋羽病抑止活性を有する土壌の作製方法

開放特許情報番号
L2017000244
開放特許情報登録日
2017/2/3
最新更新日
2017/2/3

基本情報

出願番号 特願2013-034583
出願日 2013/2/25
出願人 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2014-111557
公開日 2014/6/19
登録番号 特許第5618246号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 優れた白紋羽病抑止活性を有する土壌の作製方法
技術分野 食品・バイオ
機能 環境・リサイクル対策、材料・素材の製造
適用製品 優れた白紋羽病の防除作用(予防作用、治療作用)を有する土壌を作製する方法
目的 環境に対する安全性が高い技術であり, 且つ, 任意の原料土壌に、白紋羽病に対する優れた抑止活性を長期間安定して付与する技術(即ち、任意の栽培土壌に対して適用が可能であり且つ効果的な白紋羽病防除技術)を提供すること。任意の植物に対して適用が可能であり且つ効果的な白紋羽病の防除方法(予防方法及び治療方法)を提供すること。
効果 環境に対する問題を発生させることなく, 且つ, 任意の栽培土壌に、白紋羽病に対する優れた抑止活性を長期間安定して付与することが可能となる。本発明で作製した土壌は、果樹等の栽培現場において、環境に負荷を与えることなく施用可能な土壌であり、白紋羽病の発生を長期間大幅に低減させることが可能となる。効果的な白紋羽病の予防が可能となる。さらに、当該作製土壌を白紋羽病の病斑と接触させて栽培することによって、既に白紋羽病に感染した植物体の治療が可能となる。
技術概要
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、原料土壌に特定種類の糸状菌を混和して、特定条件にて静置することにより、白紋羽病菌に対して強い拮抗作用を示す在来の拮抗微生物(原料土壌中に元々生息していた微生物)を、大量に増殖できることを見出した。そして、当該特異的な拮抗微生物の働きにより、当該土壌の白紋羽病菌の抑止活性を、顕著に高めることができることを見出した。当該特異的な拮抗微生物は、元々原料土壌中に生息していたものであるので、当該土壌中に長期間安定して生存可能であった。そのため、当該優れた抑止活性は、長期間安定して維持されていた。また、環境に対する安全性も全く問題ない技術と認められた。
また、本発明者らは、上記作製した土壌を施用することによって、効果的な白紋羽病の予防が可能となることを見出した。さらに、本発明者らは、当該作製土壌を白紋羽病の病斑と接触させて栽培することによって、既に白紋羽病に感染した植物体の治療が可能となることを見出した。
実施実績 【有】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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