出願番号 |
特願2015-125147 |
出願日 |
2015/6/22 |
出願人 |
国立大学法人広島大学 |
公開番号 |
特開2017-007977 |
公開日 |
2017/1/12 |
登録番号 |
特許第6621171号 |
特許権者 |
国立大学法人広島大学 |
発明の名称 |
T細胞活性化剤、T細胞の活性化方法、および、T細胞培養用培地 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
T細胞活性化剤、T細胞の活性化方法、および、T細胞培養用培地 |
目的 |
コストが低く、かつ、煩雑な処理を必要としない、T細胞活性化剤、T細胞の活性化方法、および、T細胞培養用培地を提供する。 |
効果 |
ポリリン酸は、安価に入手可能な物質である。それ故に、本発明は、安価なT細胞活性化剤を実現できる。ポリリン酸は、簡単に合成および精製可能である。それ故に、本発明は、簡単にT細胞活性化剤を製造できる。食品添加物としても使用されている、安全な物質である。それ故に、本発明は、ポリリン酸の除去等の煩雑な処理を必要としない、安全なT細胞活性化剤を実現できる。効果的にT細胞を活性化させることができる、安定なT細胞活性化剤を実現できる。 |
技術概要
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様々な種類の細胞が存在する免疫細胞(例えば、抗原提示細胞、樹状細胞、B細胞、および、T細胞)の中でも、特にT細胞がポリリン酸によって活性化されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明のT細胞活性化剤は、上記課題を解決するために、抗TCR抗体と、ポリリン酸と、を含有していることを特徴としている。本発明のT細胞活性化剤では、上記抗TCR抗体は、抗CD3抗体であることが好ましい。本発明のT細胞活性化剤では、上記ポリリン酸は、直鎖状ポリリン酸であることが好ましい。
本発明のT細胞活性化剤は、T細胞の増殖およびサイトカイン生産を促進させるためのものであることが好ましい。本発明のT細胞活性化剤では、上記サイトカインは、インターロイキン−4、インターロイキン−10、および、インターフェロン−γからなる群より選択される少なくとも1つのサイトカインであることが好ましい。本発明のT細胞培養用培地は、上記課題を解決するために、本発明のT細胞活性化剤を含有していることを特徴としている。本発明のT細胞の活性化方法は、上記課題を解決するために、抗TCR抗体およびポリリン酸を接触させる工程を有することを特徴としている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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