TCRの細胞傷害活性誘導能を評価するためのNK細胞株、およびその作製方法

開放特許情報番号
L2017000130
開放特許情報登録日
2017/1/24
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2014-110963
出願日 2014/5/29
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 特開2015-223143
公開日 2015/12/14
登録番号 特許第6425301号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 TCRの細胞傷害活性誘導能を評価するためのNK細胞株、およびその作製方法
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 TCRの抗原特異的細胞傷害活性誘導能を評価するためのNK細胞株、およびその作製方法
目的 TCR遺伝子の細胞傷害活性誘導能を評価する方法を提供する。
効果 細胞株を用いて、TCR遺伝子の細胞傷害活性誘導能を評価することができる。そのため、煩雑で時間のかかるT細胞の調製工程を経る必要がない。また、均質な細胞を大量に調製することができるため、高い確率で候補TCR遺伝子を導入でき、候補TCRの細胞傷害活性誘導能を安定して評価できる。元来T細胞が発現する内在TCRとのミスペアリングを回避できるため、目的のTCRのみが評価できる。細胞株はIL-2の培地中への添加を必要としないので、安価に大量に調製できる。また、動物体内での長期生存が期待でき、in vivoでもTCRの細胞傷害活性誘導能が評価できる。
技術概要
NK細胞株に由来し、CD3鎖をコードする複数の遺伝子をポリシストロニックに連結した発現カセットが導入されており、TCR遺伝子が導入されたときにCD3-TCR複合体を細胞膜上に形成可能である、TCRの細胞障害活性を評価するための、細胞株を用いる。由来するNK細胞株は、好ましくはKYHG-1、KANK-1、NK-92、NKLまたはNK-YSである。発現カセットは、好ましくはCD3γ遺伝子、CD3δ遺伝子、CD3ε遺伝子およびCD3ζ遺伝子が各々2Aペプチドをコードするポリヌクレオチドで連結されたものであり、細胞株にはさらに、IL-2遺伝子が発現可能に導入されていることが好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明は、TCR遺伝子治療において、候補となるTCRの細胞傷害活性誘導能を評価するために、用いることができる。本発明により、より有効なTCR遺伝子治療の実施が期待できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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