胎盤・胎盤周囲組織幹細胞の選択的増幅方法

開放特許情報番号
L2017000119
開放特許情報登録日
2017/1/24
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2015-502919
出願日 2014/2/25
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 WO2014/132936
公開日 2014/9/4
発明の名称 胎盤・胎盤周囲組織幹細胞の選択的増幅方法
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出
適用製品 胎児育成に関与する組織(胎盤、羊膜、臍帯)から上皮系幹細胞および間葉系幹細胞を選択的に増幅する方法
目的 胎盤周囲組織などに由来する幹細胞の選択的かつ高増幅する方法を提供する。
効果 幹細胞集団の調製方法は、高い分化能と増殖能を有する胎盤・胎盤周囲組織幹細胞、特に羊膜間葉系幹細胞集団・羊膜上皮系幹細胞集団を、哺乳動物の胎盤・胎盤周囲組織から効率よく簡便に調製することを可能とする。
また、本発明に係る方法により調製された羊膜幹細胞集団などの胎盤周囲組織幹細胞を用いることにより、倫理的問題が少なく、かつ、他家移植による免疫拒絶反応が少ない安全な再生医療が可能となる。
技術概要
(A)哺乳動物の胎盤または胎盤周囲組織から幹細胞を含む細胞集団を採取するステップと、(B)前記採取された細胞集団を、1〜500/cm2の細胞濃度において播種し、フィーダー細胞の存在下に2〜3週間共培養(初期培養)するステップと、(C)前記初期培養された細胞集団を1〜500/cm2細胞濃度において播種し、フィーダー細胞存在下に1週間に2回の培地交換を行う継代培養を2〜5回繰り返すステップと、(D)前記継代培養において円形状の形態を有する細胞のコロニーが形成されるまで共培養を維持するステップを含む、胎盤または胎盤周囲組織幹細胞の選択的増幅方法。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 自然交配で次世代の子供を得にくいような、ウシやブタなどの産業動物、貴重な遺伝子組換えマウス、あるいは受精卵の発生不良を原因とするような不妊症患者などにおいて、本発明の高濃度グリシン添加発生培地を用いて体外培養したのちに胚を母胎に戻すことで、高率的に次世代の子供を得ることができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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