蛍光性質量標識プローブ

開放特許情報番号
L2017000116
開放特許情報登録日
2017/1/24
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2013-006647
出願日 2013/1/17
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 特開2014-137307
公開日 2014/7/28
登録番号 特許第6145742号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 蛍光性質量標識プローブ
技術分野 情報・通信、有機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 蛍光性質量標識プローブ
目的 タンパク質の構造解析に有用な蛍光性質量標識プローブを提供する。
効果 従来法では極めて煩雑で困難だった操作過程、つまり極微量ラベルペプチドの精製や質量分析による配列解析において、操作を単純化することで損失を抑え、必ずしも高純度にしなくても極微量ラベルペプチドの高感度特定を可能にすることで大幅な時間短縮ができる。さらに、標的タンパク質ラベルまでの全ての操作は光照射のみで達成され、特別な濃縮操作を必要としないこと、特定のための対照実験を必要としないことなど、従来法に比べて著しい簡便化、単純化が達成できる。
技術概要
下記の一般式(I)の桂皮酸型ジアジリン化合物を蛍光性質量標識プローブとして用いる。

「式中、R1は、水素原子、ヒドロキシまたは低級アルコキシ基を、R2は、水素原子、塩素原子、臭素原子または低級アルキル基もしくは低級アルキル基の同位体を、R3は、水素原子、低級アルキルまたはスクシイイミド基を、それぞれ、意味する。」
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明方法は、従来法ではしばしば数年を要する解析を、数週間で終了することが可能である。しかも、複数ラベル部位の特定も可能であり、情報量は多い。操作も簡単であるため汎用性は高く、必要備品は光源(通常のブラックライトで十分)とHPLC、MS分析器のみである。さらに、異なるプローブを作製することにより、より正確な情報取得も迅速かつ簡便にできるため、開発期間の大幅な短縮によりコストダウンが期待できる。
さらに、本発明方法は、創薬以外にも、基礎生物学から医療分野に至る広範囲の学術領域に有用である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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